こんにちは。オクユイカです。
先日、ある場所に面接に行きました。3対1で、30分ほどお話をした中で聞かれたのが、私の転職の回数です。
20歳のころに就職し、施設→NPO→学校教諭→青年海外協力隊・・・そして今(いわゆるフリーター)
4回転職しています。
仕事なんてもうイヤだ!って思って辞めたわけではないのですが、転職に関してはマイナスイメージの方がつよいのかな?という印象を受けました。
目次
転職ばかり繰り返している人は忍耐がないのか?
転職をマイナスに考えている方の頭の中には「転職=なにか訳アリ」「転職=忍耐がない」という公式があるのかもしれません。
雇用主にとっては、すぐに辞める人は雇いたくないのは当然です。
私自身、仙台に引っ越した後、職を探していた時に、5つほど落ちたことがある。(笑)
他にも理由はあったのかもれないけれど、大きかったのが
「教員採用試験が受かったら仕事を辞めます」
と、正直に話していたから。
雇うのにも育てるのにもお金と時間がかかるので、やっぱり辞めそうな人は嫌ですよね。
ここでは、そんな雇用主側の気持ちを無視して書きます。(笑)
世の中には数えきれないほどの仕事と、会社と職場があるから、一つの場所にこだわりすぎなくていいじゃん。
と、私は思う。
私自身は、過去の9つのバイト経験により、「大好きな仕事はコレ!」「天職はコレだ!」というのがわりとはっきりしている方やと思います。
色々な会社、色々な仕事があることを知ったアルバイト経験
この会社、利益しか考えてないじゃん!という会社での仕事
ある飲食店で働いた時の事。
お客様に出す食べ物、一旦出したら捨てるのが当たり前ですよね?!
だけど、それを見た社長にこう言われました。
「これ、まだ使えるやないか!捨てるな」
お客様に一旦出した物なので、いくら手をつけてないように見てても、箸をつけたかもしれないし、喋っている唾が飛んでるかもしれません。
経営は大変なんだと思うけれど・・・やっぱりあり得ないなって思っちゃいました。
だけど、当時はまだ10代。従うしかなかった。
もし、ここが就職先で、「辞めるのは忍耐がない」と言われてしまっていたら、私はかなり悩んだと思います。
「まだ10分しかたってないの?早く時間過ぎろ!」と思う仕事
これも、ある飲食店でアルバイトをしていた時の話。
飲食店なので、夕方のお客様がいない時間帯って、ガリの袋詰めとかの仕事を淡々と続けるんですけどね。(あ、寿司屋さんのバイト)
お客さんが入ってくると時間の進み方が早く感じるんだけど、こういう時って、1分が長くて長くて(゜-゜)
お金は沢山貰えるけど、なんだか心が満足しない。という仕事
電話をかけまくって、「電話代がやすくなる」という案内をする電話をしたことがある。
最初は契約がとれなくて、心がすさみそうだったんだけど、図書館でセールスの勉強をしたら契約がとれるようになった。
そのバイト先は契約数に応じて、時給もボーナスも決まるアルバイトだったので、時給が1500円。
契約一件につき500円。
700円程で他のアルバイトをしていた当時のことを考えると破格でした。
それともう一つ、時給が良かったアルバイト。
偏見ばっかりな自分を変えたくて、勇気を出して働いてみた夜の仕事です。
この2つの仕事、お金はよかったけれど、やりがいをもてませんでした。
心が満足しなかったんですよね。
時間があっという間に過ぎる仕事
上に書いたアルバイトと違って、福祉関係の仕事はあっという間に時間が過ぎました。
時給は低かったけれど、目の前の人とまっすぐに関われる仕事がとにかく楽しかった!
誰のために今、自分が働いているのが分かりやすいからかな?と、思っています。
うまく行かずに悩むこともあったけれど、それもやりがいの一つになってました。
自分が何をしたいのか?どこに時間を使いたいかがはっきりした
そんなバイトの経験から
- お金よりもやりがい
- 多少忙しい方が楽しい
- 人の役に立つ仕事
- その会社が好きであること
が自分にとっては大事だということがわかりました。
その結果、福祉が一番自分にあっていると実感。
10代のころの考えなので、思い込みかもしれないって思って、最近、一旦現場を離れて他のことをしてみたけれど、
最近、直接介護や直接支援に携わってみたら、やっぱり福祉!ってなってます。
最高に楽しいです。
自分の好きなことがなにかを見つける時間が足りなすぎる
学生のうちから「自分は○○が好き!」って思って動けている人って素敵だと思う。
インターンシップがある大学は素敵だと思います。
私は部活ばっかりしていたし、そんなものありませんでした。
けれど幸いなことに(?)家庭が裕福でなかったので自分で学費を稼ぐ必要があり、人より多くバイトをしたことで
「自分は福祉の仕事が好き」ということがはっきりわかった。
何かきっかけがあって、学生のうちから好きなものを見つけられた人はラッキーだと思う。
だけど、なにが自分がすきなことなのかわからない という人って多い。
その状態で、学校を卒業して就職して、「合わない」って思ったり、仕事が苦痛になって辞めたくなるのは当然。
実際に自分自身で体験してみないと本当のところなんて見えないんだもん。
それを忍耐で我慢しろっていうのは・・・苦しみながら生きなさい っていうのと同じように聞こえる。
苦しみながら生きる必要ってなんだんだろうって思ったり・・・・。。。
だから、仕事とは違うところに視野を向けて見たり、転職してみるって大事だと思ってます。
「後悔するよ」「もったいない」「せっかくいい場所に就職できたのに」
私は気が弱いので、そんな言葉をかけられ続けていると”今後大丈夫かな”と少し戸惑うこともあったけれど、今は自分の想いを貫いてよかったなと思います。
辞めるのも自己責任。辞めた後も自己責任。
楽しくするのも、つまらなくするのも自己責任!
”やりたいことをやり尽くした後で、自分の本当にやりたいことが見つかる”
って言うし♪
好きと忍耐度は比例する
自慢でもなんでもないのだけど、私は友だちから、行動力があるだとか、好きな事貫いていてすごい とか言われることがあります。
ただ、私自身はまじで全くそう思っていなくて、(自分なんか比べられないくらい行動的に動いている人を知っているからっていうのもあるんだけど)
「本当に好きなことがあったら、誰でもみんなそうなるんじゃないかな?」って思うの。
だって、人間みんな一緒。
例えば・・・私はギターが好きです。でもそんなに上手くない。
それにはちゃんと理由があって、それくらいの”好き”だから。
好きで好きでたまらないんだ!っていう想いでやってる人と比べると練習量も、練習の濃度も全く違います。
昔、母とこんなケンカをしたことがあります。(習い事を辞めたかった時のことだったかと)
そんな過去のことを振り返って思うのは、
好きと言う前提があるからこその「石の上にも3年」なのかなということ。
「好き」があれば、イヤだなぁと思うことでも乗り越えようって思える。
なので、好きと忍耐度は比例するというのが私の考え。
忍耐がない人なんていなくて、その程度の「好き」なだけって思う。
「せっかく資格をとったんだから・・・」
「せっかく何年も続けたんだから・・・」
例えそうだとしても、どうしても好きになれなかったり楽しさを見つけられない仕事なら仕方ない。
嫌なことでも続けることで見えてくることはあるけれど、「嫌」という気持ちを持ちながらの仕事ほど効率も楽しさも無くなる。
特に、若いうちって吸収力って大きいからこそ、自分の時間と努力をどこに費やすかをもう一度考えた方がよいのではないかと思います。
私自身、長生きできたとしても、残りの人生が50年程になりました。
私が経験したことや学んできたことって、世の中の0.1%もきっと見えてません。
”やりたいことをやり尽くした後で、自分の本当にやりたいことが見つかる”
その想いを持ちながら、社会の常識にとらわれず、自分の中の常識の枠を広げながら、どんどん挑戦したいと思います。
以上、私がおもう「「転職=根気がない・忍耐が足りない」が間違っている理由」でした。
転職をすすめるわけではないけれど、今の職場に疑問を感じていたり苦しんでいるのであれば転職するのも手!!
もしやめるのであれば、定職を探すより、アルバイトやボランティア、旅に出るなどして自分のことを知る時間につかうことをお勧めします。
バイト探しであれば求人情報誌を見るよりもネットで探した方が効率的なので、はたらくどっとこむ
などで探してはどうでしょうか。
ボランティアに関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。ボランティアの種類まとめ。自分に合うボランティア活動を探そう。
コメントを残す