【うつ製造社会】を生き抜くために必要なこと。

こんにちは。オクユイカ(@Saba0m)です。

本日、「心の病を考える地域学習会」に登壇しました。

講師の川口芳之さんは、みんなのいえカラフルのオーナー。

82歳なのですが、パワーいっぱい!でも人前でお話するのは大の苦手・・・・

「私の話より、これからの話をしていくほうが絶対いいのよ!」

というわけで、私も一緒に登壇することになったわけで(´・ω・`)

 

参加者は福祉施設の職員・利用者の方を中心に200名ほど。

 

福祉っぽさが好きではない私は

おく
地域の方が参加したいと思えるようにタイトルを変えた方がいいですよ〜!笑

なんて、生意気を言っていたのですが・・・

家族の方のお話を聞けたりと、精神疾患について考える良いきっかけになりました。

生きづらさを抱えている人って本当に多いのね。。。

精神疾患の患者は増加を続けている。

平成29年障害者白書によると全国に392万4千人もの精神障碍者の方がおり

人口千人当たりの人数でみると31人。

 

平成14年は約258万人→平成23年度は約320万人→平成29年度約392万人。

増加を続ける一方です。

 

これってかなりの社会問題!!

 

それなのに、いまだに精神的な疾患になった方に対しての偏見がありますよね・・・。

例えば「鬱病」

”甘えている” ”弱いから” と心無い言葉を投げかけられた方も少なくないはず。

今やうつ病は誰がいつなってもおかしくない病気です。

完璧を求められる社会の中で。

鬱病って”今の世の中っておかしいよ”と警鐘を鳴らしてくれているのだと思っています。

  • 仕事内容が複雑化。
  • 効率・生産性重視の社会
  • インプットする情報量の増加

等々・・・。

それについていける人が「良い人材」ついていけない人はダメな人だという評価。

そして、その合格ラインがどんどん高くなっているように思います。

 

それについていけない人・疲れてしまった人が病気になると

「甘え」「弱い」という見方をされちゃったり

・・・・・・まさに

負の連鎖。

鬱になったら休息することはものすごく大切。

ただ、効率化・生産性重視の会社であれば仕事量は何も変わらないため、休んだ人の分の仕事を他の人がすることになり

今度はその方が鬱になったりする可能性もあるわけで・・・・

おく
これはまるで鬱製造社会ではないか!

 

ストレス社会と呼ばれる今、精神疾患の方は今後も増加を続けるのではないでしょうか。

鬱製造社会を生き抜くために必要なこと。

私は、今の社会に対して不満がものすごくあります。

大切な友だちを鬱にさせる世の中をあまり好きにはなれません。(原因は一つではないと思うけれど)

 

そんな今の社会ってすぐに変わらないと思う。

 

 

でもね、、、、、あきらめたくない。笑

 

生きるのが苦しいなぁって感じたり仕事ができなくなって家に閉じこもりになっている人など

様々な事情を持つ人がいれば、持たない人もいます。

でも、誰にとっても大切なことは

 

経済の中ではない場所に、自分の居場所を見つけること。

だと思う。

 

会社の基準でみたら良い人材には選ばれないかもしれません。

でも、場面が変われば&することが変われば、その人だって良い人材になる可能性があります。

別に良い人材かどうかとか関係なく、そのままを認めてくれる仲間がいることで救われることもあります。

 

生きる上で会社が全てではないし、仕事をしていない=価値がない。 でもありません。

 

それを実感さえてくれる場所が一つでもあるだけで、今の社会の中で生きていけるような、そんな気がしています。

 

私が、社会に発信していきたいことって

”そのままでも認められる居場所ってあるよ!”

ってところなんだと思う。

 

経済の中ではない、気軽に集える居場所が地域にあちこちできるといいなぁ。

オクユイカ(@Saba0m)

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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