絵本『マローンおばさん』あらすじと感想。優しさが「居場所」をつくる。

こんにちは。オクユイカ(@Saba0m)です。

「マローンおばさん」という絵本をご存知でしょうか。

何かの拍子に恋人から、”おくちゃんは、マローンおばさんだと思ってた”と言われました。

「マローンおばさんでもないし、ただのおばさんだし」って答えたのですが・・・笑

それから、マローンおばさんが気になって本を探して購入しました。

マローンおばさんのあらすじ

森のそばでひとり貧しくくらしているマローンおばさん。

マローンおばさんは決して裕福な生活をしているわけでもなく、その反対の貧しい生活をしています。

だれひとり様子を尋ねる人も心配する人もいなかったのですが

ある日、そんなマローンおばさんのもとに、弱り果てた一羽のスズメがやってきます。

そのスズメを胸に抱きながら

「こんなによごれてつかれきって!あんたの居場所くらいここにはあるよ」

と言って、自分のわずかな食料をわけあたえるマローンおばさん。

 

マローンおばさんのもとには、スズメだけでなく様々な動物がやってくるのですが

どの動物も弱っていたり、けがをしていたり、お腹をすかせていたり・・・・

でも、どんな動物に対しても、居場所はここにあるよ

といって家の中に入れて自分の食料をわけあたえました。

 

次から次へと

家族が ふえた。

でも もう一ぴきぐらい

居場所はあるよ

 

そんな風になにもかも分けあたえていたら、ある日マローンおばさんはとうとう目を覚まさなくなりました。

動物たちはマローンおばさんを天国の門へ連れて行きます。

そして、動物たちは門番の聖ペテロさまに、

貧しくて なにも持っていなかったけれど、お母さんのように広く大きな心で動物たちに居場所を与えた人

であることを伝えました。

 

それを知った聖ペテロ様

母よ、入って王座のそばへ おゆきなさい。

あなたの居場所がここにはありますよ、マローンおばさん

と、中に迎え入れる・・・

 

そんなお話です。

絵本の感想

絵本の中で繰り返しでてくるフレーズ。

 

「あんたの居場所くらい ここには あるよ」

 

貧しい生活のマローンおばさんですが、来る動物を断ることなく「居場所」をつくり、わずかな食事をわけあたえました。

「居場所がない」ということがどれだけ辛いことかを、マローンおばさんが知っているからかもしれません。

 

ひとりぼっちでさびしい暮らしをしていたマローンおばさん。

そのことを誰かに嘆くこともなく、居場所がない!と訴えることもしなかった。

 

その代わりにしたこと・・・それが、多くの弱った動物の「居場所」をつくることでした。

 

そのことで、たくさんの動物たちに愛され、その空間がマローンおばさんの「居場所」にもなりました。

貧しい生活のマローンおばさんでしたが、最後はたくさんの動物に愛されて幸せだったのではないでしょうか。

 

深い絵本だなぁ。

 

自分のことでいっぱいいっぱいになった時、孤独を感じる時、多くの人間は、自分中心に考えてしまうような気がします。

「わかってよ!」

「誰か助けてよ」

「寂しいよ」

「世の中なんて・・・!」

「居場所がない」

・・・私もそうです。

だけど、その時にマローンおばさんのこの絵本を思い出すだけで、もしかしたら少しだけ心優しくなれるのかも。

 

まずは、自分から誰かの居場所をつくることが、自分の居場所になっていくのかもね。

 

大切にしたい一冊です。

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このブログの運営者


おく ゆいか。 

介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...

”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、現在はフリーで福祉・教育分野で動いています。

田舎暮らしに憧れ大分県竹田市に移住。現在地域おこし協力隊!

LGBTサポートチームココカラ!として大分県内で交流会をひらいたり講師もしてます。




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