【恋愛日記Vol 9】恋人からの逆プロポーズ&両親への涙のカミングアウト

こんにちは。オクユイカです。

私と恋人にとっては非常に大きな出来事があったので、ブログに書かずにはいられない!ということで、恋人との話を久しぶりに。

※ただの私と恋人の記録だよ。

10年間理解し合えなかった母と、恋人が繋がりあって

【同性恋愛日記 vol6】母と恋人が初対面 in ユニバーサルスタジオジャパン

2017.03.06

カミングアウトしてはいないものの、ミカンちゃんのご両親に挨拶をして複雑な気持ちになって・・・

【レズビアンの彼女 Vol 7】恋人の実家にお泊りしたらカミングアウトが怖くなった。

2017.03.25

ここ数か月の間にいろいろあったんだけれど

とうとう、ミカンちゃんが私との関係をお父様とお母様に話したのーーーー!!!!(゜-゜)

その時の話を書きたいと思うんだけど

振り返ってみると、この前行った沖縄旅行の時からミカンちゃんはカミングアウトを決意していたのだと思う。

 

プロポーズに失敗した私は沖縄で逆プロポーズをされる。

プロポーズ=結婚の申し込み のようなイメージがあるので、制度上結婚ができない私達にとってふさわしい言葉なのかわかりません。

でも、けじめとして私もプロポーズしたいと思って、プロポーズした結果

まさかのプロポーズされたと思われてない事件が起きて、失敗に終わりました。

【レズビアンの彼女vol8】私のプロポーズが失敗した理由を考える。

2017.05.17

 

ブログを読んだ後 「ごめんって~笑」と謝られた私・・・。

 

旅行に行った時のこと

これから二人で旅行に行くことが難しくなるだろうから、一緒に飛行機のってとこかに行きたい

というミカンちゃんのリクエストがあり、旅行に行くことになった私達。

 

沖縄に行きたいというミカンちゃんなのに、私は

え~、沖縄別にいきたくない~

そのくせに別に行きたい場所もはっきりなくて思いつきで色々言うから、少しだけ雰囲気が悪くなったんだけど(私のせい)

恋人
いきたい場所が違うと、いろんな場所にいけるね!

ってプラスに捉えたミカンちゃんの言葉がきっかけで、こんな自分じゃいけないなぁ~と、反省。

ミカンちゃんが行きたい場所にいこう!という気持ちになり、沖縄へ。

夜寝る前の時のこと。

ミカンちゃんが小さな箱を渡してくれました。

 

なんだろうと思い開けてみると、そこには、手作りのキーホルダーとともに、

生涯ずっと一緒にいよう というような言葉が書かれてて(;_;)

 

それを見た瞬間に号泣。

 

言葉をとても大事にしている彼女だから、その時に発せられる言葉には想いがいーっぱい詰まっているのが伝わってきて嬉しかった。

 

ミカンちゃんがそうやって言うってことは、心の底からそう思っている時だけだから。

 

・・・あれ?プロポーズされてるやんか、私!!!(゜-゜)

 

あとで振り返ってニヤニヤしちゃった。

プロポーズされるってこんな嬉しいことなんだなぁって、されてみて初めて思った!

 

プロポーズって大事ねぇ(*’▽’)

自分のプロポーズが失敗した時のことが悔やまれます←

 

そんなこともあって、楽しいだけでなく一生の記念にもなった沖縄旅行!!

最後の日の夜に、

 

恋人
この旅行はスタートやと思ってんねん!これからがんばる!

 

そうやって気合いを入れるように何度か言っていて

なんのことやろ??とりあえず合わせとこー・・・
うん!私も!!!

そう答えた。

 

けど、この時からきっと、ご両親に私たちのことを伝えるつもりでいたんだなぁと、今振り返ると思います。

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怖いけどカミングアウトがしたい。

お付き合いをはじめて、まだ1年9か月です。

 

だけど、時間が経つ中でどんどんかけがえのない存在になっていき

自分たちの親にどう伝えればよいのか?

ということが二人にとっての課題になっていった。

 

10代のころから、親に自分のことを話していた私と違って、ミカンちゃんは、恋愛の話を親には一切言ってません。

「いつか言わなきゃね・・・」

「どうやって伝えよう」

ミカンちゃんの話を聞いてる中で伝わってきたのは、「私は同性が好き」というのを伝えたかったのではなくて、

 

「一緒に生きていきたい人がいる」ということを伝えていきたいということ。

 

これが本来自然ですよね。カミングアウトはあくまでも二番目。

 

だけど、その二番目のハードルが高い!

多くの方が、親との関係に悩んだりすることってあるのと同様に、

ミカンちゃんも、結婚のことや将来のことを話す中で、親との関係が壊れてしまったことがあるそうです。

 

せっかく今、良い関係になったのを、同性の恋人がいることで壊してしまうのではないか・・・

そうやって、ミカンちゃんはずっと悩んでた・

 

言わないなら、それはそれでいいんじゃないかな?って私がおもって伝えても

 

恋人
でも、やっぱり言いたいねん。

って。

 

ミカンちゃんのご家族は、有り難いことに私のことをとてもよくおもってくださっている。

私がその場にいない時でも

「次はいつくるの?いつでもおいで」

「おくちゃんは今なにしてるんや~?」

と、よく話題になるということを聞いていたから

そのたびに、私自身も、申し訳ないなぁ・・・嘘ついてるみたいだなぁという罪悪感がわいてました。

 

だけど、

すぐに理解してもらえなくても大丈夫!私のところは10年だったから!10年かけてでもゆっくり考えていけばいいんじゃない?

って、珍しく私にしては良いこというやん!的な言葉も放ったりと、一緒によく話し合いました。

 

それから数日後

 

ミカンちゃんは、悩みながら何日もかけて何度も書き直した手紙を、仕事に行く前に出しました。

 

ご両親からの返事が来て一緒に泣いた日

手紙を出してからさらに不安が強くなったようでした。

待ってる時ってつらいよねぇ・・。

 

恋人
なんかね、手紙かいて、これで良かったと思ってるんやけど、

時々フッてこわくなって、父母にも否定されて、家に居場所なくなったらどうしようとか、
言うことで家族をバラバラにすることになったらどうしようとか、大好きな人まで傷つけたらどうしようとか・・・

 

恋人
言っちゃったんやから、考えても仕方ないのに、フッて出てくるねん。大丈夫って思える時と、不安が出てくるときと。

でも、乗り越えていきたいなぁ。

 

物凄く気持ちがわかるよーーー(/_;)(/_;)

大阪と大分なのですぐに行くことはできないので、もしも、ご両親との間に亀裂が入ったらどうすればよいのか?

ずっとソワソワしててミカンちゃんが心配だった。

手紙の返事

手紙を出した翌日の夜、ご両親からメールが届いようで、それを見たミカンちゃんからすぐに連絡があった。

 

こんばんは。まだ仕事ですか?先ほど、手紙を拝読しました。〇〇〇もずいぶん苦しんだんだね。

いつも言っているように〇〇〇らしく、生きてください。

たった一度しかない人生だから。

大丈夫だからね。

また、おくちゃんと一緒に是非きてください。  父母より。

 

なんてあたたかいメールなんだ・・・・

 

心配や不安を一瞬で吹き飛ばすような内容だった。

 

 

私も嬉しくて涙が出たけれど、ミカンちゃんの嬉しさや安堵感は私の何倍もあったのだと思う。

ミカンちゃんを産んで育てて、ぶつかったり理解し合ったりしながら、何十年も一緒にいる存在の親だもんね。

その親からの”大丈夫だから”という言葉ほど心強いものってないんじゃないかなぁ…って。

 

 

本当によかったね、ミカンちゃん。

 

 

お父様、お母様の色んな感情は、まだ見えないところはあるし、これからお話もしていこうと思っているけれど

とにかく、とにかく・・・・嬉しい!!

 

そういえば・・・・・二人で感動を味わったあとのミカンちゃんは

恋人
このタイミングや!って思ったんよなぁ~♪先にオクちゃんを親に合わせてたのも正解やったわ♪

 

と、ドヤ顔だった。

でも、タイミングは本当に大事だと思う。

 

カミングアウトする年齢や時期も大事かもしれないですね。

 

若い年齢でのカミングアウトだと「まだこれから素敵な人に出会うはず」「今はまだ若いからそうなっているだけ」そうやって言われたことのある人も多いのではないのかな。

※ミカンちゃんが年寄りとか言ってません。

これだけテレビやニュースで取り上げられるようになったことも大きいなって思う。

 

家族になったんやで。

そのあとのミカンちゃんは

恋人
これで家族になれたね!

って感動して言ったり、「家族」という言葉を使うようになりました。

 

そういわれた時に、嬉しさを感じながらも、その言葉に違和感があったのが正直な気持ちです。

制度がないのに家族なの?どういう形になったら家族と呼んでいいの?線引きはどこ??って。

 

そういう言葉が頭に浮かんだ時に、誰よりも自分が一番形式にこだわっているんだなって気が付きました。

 

私の気持ちとは反対に・・・ミカンちゃんはというと

 

恋人
お盆はうちくる?ねぇ、くるやろ?♡

 

恋人
お中元送らなきゃ♡(私の親に)

と、電話の向こうで、お中元のカタログをペラペラめくる音が聞こえるし、なんだかとってもウキウキしてます。

 

ちょっと言い合いになった時の会話にも変化が出てきた。

no name
もういいもん!

 

恋人
また、そんなこといいはじめた~

 

恋人
そんなことゆーたってな、もう別れるとかなしやけんな!

 

恋人
もう家族やねんからな!!!

 

電話から聞こえる声は、間違いなくドヤ声だった。

本当に家族って思ってくれてるんだろうなぁ・・・

だけど不思議なことに、そんな会話をしていると、次第に私自身の意識がかわってくるのがわかるの!笑

 

”家族だから、自分が考えている未来も丁寧に話さなきゃ。”

”家族なんだから、帰宅連絡はしよう。”

”家族なんだから、お金のことも考えよう。”

とかね。笑

 

家族って言葉はそんなに強いパワーがあったのね(゜-゜)

 

そういえば、友だちカップルさんがこんなことを言ってました。

あしかせって、足手まといになるもの的な意味で、言葉的には良い意味では使われないけれど、この言葉を聞いた時、たしかにー!って頷いちゃいました。笑

別れよう→でも結婚しちゃったしな・・・

別れよう→家買っちゃったしな・・

別れよう→両親に紹介したし・・・

感情や想いのままに別れようとしたときに、そんな風に、一旦その感情から離れて冷静に現実を考えだすのではないかなって思う。

その中で、相手のことを見つめなおすきっかけになったり。

結婚という制度が欲しいのも、何かあった時に簡単に別れられないアシカセが欲しいのかもあるのかもなぁて思ったり。

(窮屈に感じる人もいるのかもしれないけれど。笑)

 

私と彼女の間にもアシカセが増えたぞ!やった(*´Д`)!(?)

 

最後に

私はずっと自分の家庭というものが欲しかったし、家庭への憧れが強いほうです。

だけど気が付いたら

同性を好きになる自分にとっての「家族の形」っていうのがわからなかったし、

家庭を築くことはできないんだから、そういう想いは諦めるしかないと思ってました。

 

でも、違ったんだなって!

 

自分たちが家族って思ったら、もうそれは家族なんだってそうやって体感することができた気がするの。

 

恋人のご両親なんだから、私が勝手に ”大切にしたい” って思ったらおこがましいよねって思っていたけれど、

これで堂々と、大切な人たちって言ってもいいんだなぁってことが嬉しい(^^)

 

心の中に拠り所ができた気持ちです。

 

今の気持ちは、今しか味わえないので、思いっきり浸りたいと思います。

 

最後まで読んでくださってありがとうございましたm(__)m

おしまい。

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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