こんにちは。オクユイカです。
恋人から借りた本が、とても良かったのでレビューを書こうと思います。
今日もていねいに。
著者:松浦弥太郎さん
「暮らしの手帖」の編集長で「COW BOOKS」の代表。
高校中退後、渡米。アメリカの書籍文化に魅かれ帰国後にオールドマガジン専門店を赤坂に開業。トラックによる移動書店をスタートさせ、2002年に「COWBOOKS」を開業。
なんじゃそりゃーーー!!かっこいい(゜-゜)
普段読まない系統の本なのですが、「おくちゃんと似たようなこと言ってるで」と言われたので読むことに・・・。
実際読んでみると、私が大事にしたいなと思っていること(けどできてない)が沢山書かれていました。少しだけ紹介しようと思います。
”今日もていねいに。”
楽しみの発見、喜ぶ工夫
「最近、何か楽しいいことはあった?」こうたずねられたとき、「どうかな、特別に楽しいことはなかったな」などと、あっさり答える人がいます。そのたび、僕は、ああもったいないなと思うのです。
楽しみは、発見するもの。喜びは、工夫から生まれると僕は信じています。
息をつく間もない忙しさ、気持ちのごたごた、どうみても大変な仕事。
こんなときこそ、楽しみを発見しましょう。そうしなければ、山みたいにそびえたつプレッシャーを乗り越えるのは、よけいに苦しくなります。 引用:今日もていねいに。
物事って見方を変えるだけで楽しくもキツくもなるんだよね。
というか、今まで自分に起こったことをすべて悪い見方をしていたら、苦しいことが余計くるしくなる。どんどん生きづらくなる。
駅員さんが、おはようございます!と声をかけてくださったこと
たまたま知り合ったおばあちゃんがこっちを向いてニコってしてくださったこと
嬉しいこと・楽しいことが本当は沢山ある。
今のところ、私は、楽しいことはあったかと尋ねられても、サラッと「○○が楽しかった!」ってワクワクしながら答えられる自信がありません。私も「最近は・・・普通やなぁ」とか言ってしまいそうです。
それをワクワクして話せたら、自分自身も思い出して更に楽しくなれるよね。
そんな自分でいたいから、もっと心に敏感になって、思わず周りに伝えたくなるくらいの楽しみや喜びを工夫して発見したいと思いました。
新しい自分を見つける方法
「いつも新しい自分を模索したい」僕にはこんな願いがあります。毎朝、毎日、新しい自分を探すのが楽しいと感じているのです。
なぜなら僕は完璧ではないから。理想の姿ではまるでないから。
もちろん、暮らしの小さなことでも、人とのかかわりでも仕事でも、自分なりに誤っていない道を進んでいるつもりです。「100%、この道でいいのだ」と信じてスタートします。
それでも、僕はたぶん間違えます。正しいとしても、その道が完璧とも限りません。だから信じると同時に、「もっとほかのいい道はないか」あるいは、「別のやり方があるのではないか」と考えることをやめません。
ほかの道、別のやり方を考えることは、今の自分を否定すること。
自己否定というと暗い言葉だと感じるかもしれませんが、これこそ新しい自分を見付ける近道です。 引用:今日もていねいに。
自分を成長させたい!と思いつつも、無理をしていない松浦弥太郎さんの生き方って素敵やなぁと思いました。
これって、言葉をかえると
「今の自分を変えたいんだ!」という熱い想い。
けれど ”いつも新しい自分を模索したい” という言葉が使えるだなんて素敵じゃないですか?
言葉の使い方が上手い方だなぁと感じました。羨ましい。
自己否定をし、「ほかのいい道があるず」と探すことが、新しい自分を見つける近道と書いている松浦さんのように前向きな自己否定は、行動する原動力になるよね。
後ろ向きな自己否定だとしたら
あああ!!こんな自分じゃ世の中いきていられない!生きるのなんてやめたい・・・。
って考えちゃうもん。
私は完璧な人間でもなければ、むしろ欠陥人間すぎると思うことが多々あります。理想とは程遠い・・・・まさにその状況。
その反面、理想に近づきたいという思いもあれば、これが私なんだからそのまんまの自分でも大好きって思いたいなという思いが入り混じって生きています。
私は ”思いたい” という段階だけれど、松浦さんは、そのままの自分でも大好きって思えているからこそ、前向きな自己否定ができるのではないだろうか。そう感じました。
自分のことが大好きっていう気持ちがないと、いつか体にも心にもひびが入っていくと思います。自分の一番身近にいる存在って恋人でも親でもなく、自分自身だもん。
だから、自分のこと、ちゃんと愛したいなって思う。
それが根本にあると、前向きな自己否定をしてどんどん新しい自分を探すのってすごく楽しくなるんだろうなと思うので。
静かなしぐさ
テーブルにコップを置く。ドアを閉める。エレベーターのボタンを押す。こんなありふれた動作が、美しくも醜くもなります。
コップをがちゃん!と置かれたら、誰でもいやな気持ちがします。静かにゆっくりと置けば、おもてなしになります。引用:今日もていねいに。
大反省です。
せっかちなので、一人の時だと、エレベータのボタンを押しても早く閉まらないことに”ぁあ・・・!”って思って何回も押してしまうことがあります。
・・・その瞬間、瞬間を生きるということを全然楽しめてないよねぇ。
そういう時こそ、ゆったりと深呼吸でもして、丁寧な行動を心がけたいところ。
落ち着いてる人ってやっぱり綺麗です。そして一つ一つの動作が丁寧。だからつい見惚れちゃう時がある。
自分ができていないからこそですね。
自分のデザイン
ごく普通の人間であり、決して力持ちのゾウなんかじゃないのに、何トンもの荷物を抱えてはいけません。
いったい、自分はどれだけの荷物を持てるか、キャパシティを知っておくことは、とても大切です。
たとえば人づきあいの量。所有するモノの量。仕事の量。
むやみに多くの人とかかわって関係がおざなりになってはいけないし、管理しきれないほど物を持つのはやめようと前述しました。※”自分デザイン”の前の項に書かれてる。
仕事についても同様で、自分を決して壊れない機械みたいに扱ってはいけません。
引用:今日もていねいに。
”自分を決して壊れない機械みたいに扱ってはいけません。”
まさにーーー!って思う。無理してる人が多い。心の病になるまで無理して頑張って他人の要求に応じようとして・・・・。
でもさ、自分のキャパシティを知ることって、もうダメだ!これ以上は持ちきれない!という状況を経験するからこそ分かることだと思います。
だから経験が少ない若いうちは仕方ない。
心のSOSに気が付づいてはじめて、キャパシティがわかるんですよね。
ただ、心のSOSに気がつける状態にしておくということは年齢関係なく大事だと思っています。
日常の中ってすごく刺激が多いんです。音や映像、情報などなど。
そういったものに自分をおぼれさせて自分の心が見えなくならないように、一人の時間を楽しんだり、ゆったりとお茶を飲む時間を作ったり、自然の中に行ってみたりすることを意識しておいた方がよいのではないかなと思う。
もうダメだ!これ以上は持ちきれない!っていう状況を世の中に出すと”甘えてる”って思われるのが怖くて無理しちゃうものではあるけれど、自分を守れるのは自分自身。
そこを忘れないようにしたいと思う。
日常を大切にすることを教えてくれる本
今日もていねいに。って最初は中々難しい!!
そこに、自分の意識を置いたり、常に自分の感覚に敏感になっていないといけないから。
でも、そういうことをしていると、周りに流されない”自分”というものが見えてくるのではないかなと気づきをもらえる本でした。
深呼吸して空気の温度を感じること、ご飯を一口一口美味しいなって味わって食べることetc.
そんな些細なことも楽しめる自分でいれたら、毎日ワクワクがいっぱいだろうなぁ。
自分の感覚を大切にすること。
今、私が一番心がけていることです。
”お金ってなんだろう” ”物事の本質を大切にしたい” ”自分の感覚をしっかり持って周りに目をむけたい”などなど、日々自分に問いかけてます。
時々、恋人にも質問したり言葉を発したりするので、「話が難しいねん。笑」と言われることも。
でも、やっぱり自分の感覚を大事にしたいし、誰かに共有して、相手はどう思うのかききたくなっちゃう。笑
この本を読んている時にも、ここに書いてあることはどういうことかな?私はどう思ってるのかな?とか自分の感覚を意識しながら、読んでたので中々読書が進まない。
でも、それはそれでいっか。って思うことにします。自分らしくていいやって。
言葉遣いが綺麗な方で、押しつけがましくないのに意見がしっかり書かれいるので、言葉がサラッと心に響く本でした。
日常を大切に、おだやかに生きたい人におすすめ!
バタバタしている日常の中で、心が和む本でした。
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おくゆいか Follow @Saba0m
介護福祉士、NPO法人スタッフ、特別支援学校教員、青年海外協力隊を経て今に至ります。好きなように生きてるアラサーレズビアン。福祉の枠を超えた福祉を作るため勉強中。写真を普通に撮るのが恥ずかしいので、だいたい変顔しています。
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