共助・自助・互助・公助の意味とは。それぞれの役割と具体例。


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こんにちは!

多様性を認め合う共生社会の実現に向けて発信をしているオクユイカ(@okuyuika)です。

「共助」という言葉を知っていますか?

厚生労働省が進めている地域包括ケアシステムの中によく出てくる言葉なのですが、

その他にも自助、互助、公助・・・・等の言葉も出てきます。

この記事では

  • 自助、互助、共助、公助の違いと意味について
  • 共助が失われた理由
  • 共助の場づくりの実践の話を少し

書いています。

自助、互助、共助、公助の意味とは。それぞれの役割と具体例。

三省堂大辞典によると

自助・・・他の力に依存せず、独力で事をなすこと。 「 -の精神」

公助・・・公的機関によって提供される援助のこと。

共助・・・・互いに力を合わせて助け合うこと。

とあるのですが

平成25年度の地域包括ケア研究会「地域包括ケアシステムの構築における今後の検討のための論点」では

自助・公助・共助に加えて「互助」というものが加わっています。

上記の図について、板橋区のHPが分かりやすく書かれていたので、以下に引用させていただきます。

「自助」

 自分で自分を助けること

自分の力で住み慣れた地域で暮らすために、市場サービスを自ら購入したり

自らの健康に注意を払い介護予防活動に取り組んだり、

健康維持のために検診を受けたり、病気のおそれがある際には受診を行うといった

自発的に自身の生活課題を解決する力。

「互助」

家族・友人・クラブ活動仲間など、個人的な関係性を持つ人間同士が助け合い、

それぞれが抱える生活課題をお互いが解決し合う力

相互に支え合うという意味では「共助」と共通するが、費用負担が制度的に裏付けられていない自発的な支え合いであり、

親しいお茶飲み仲間づくりや住民同士のちょっとした助け合い、自治会など地縁組織の活動、

ボランティアグループによる生活支援、NPO等による有償ボランティアなど幅広い様々な形態が想定されます。

「共助」(保険)

 制度化された相互扶助のこと

医療、年金、介護保険、社会保険制度など被保険者による相互の負担で成り立ちます。

「公助」

 自助・互助・共助では対応出来ないこと(困窮等)に対して最終的に必要な生活保障を行う社会福祉制度のこと

公による負担(税による負担)で成り立ち、区が実施する高齢者福祉事業の外

生活困窮に対する生活保護、人権擁護、虐待対策などが該当します。

4つの「助」の基礎は自助とするのが国の方向性です。

自分自身が主体となり、自己を大切にして尊厳を持ちながら生活を行うという心構えと行動が最も大切であるという考えを根本に置いています。

しかし、自分だけの力(自助)には限界があるため、そのようなときには、お互いが支え合いながら助け合う「互助」が必要になります。

ところが、「互助」というのは、お互いのバランスが大切です。

支えてもらう側と支える側の力のバランスが崩れると、支える側が苦しくなってしまいます。

 

そんな時には、共助

介護保険制度や社会保障制度等の権利として利用できる「共助」を使い

第三者(例えばケアマネジャー等)が介入することによって、自助部分をサポートし、互助の調整や負担軽減を行うなどをしてバランスを整えます。

共助でも難しい課題の場合は・・・・?

自助・互助・共助で支え合っても解決しない難しい課題に対しては、国や自治体などの公の支援が入ります。

つまり、「公助」です。

共助と互助の違いは?

厚生労働省の地域包括ケア研究会報告書には自助・互助・共助・公助の4つの「助」が書かれていて

ここでは、介護保険制度や社会保障制度等の権利として利用できるものを「共助」と呼んでいますが

2014年8月に発行された、公益財団法人さわやか福祉財団会長の堀田力さんの著書「共助」のちから

の中には「互助」という言葉はなく、3つの「助」としての自助・共助・公助についてしか書かれていません。

互助と同じ意味で使われているのが共助で、厚生労働省に書かれていた共助(制度化された相互扶助)の部分は公助として捉えているようです。

共助とは市民同士や仲間との助け合いです。自助だけではやれない部分を補うもので、優しい社会ができますが、自助努力を怠ると、依存する生き方になってしまいます。

公助とは国や自治体などの公の支援であり、自助でも共助でもやれない部分を補いますが、度を越すと無気力な社会を招いてしまいかねません。

(ややこしい・・・笑)

ここから先に使う共助は『地域の人々の助け合い・支え合い』を意味して使いたいと思います!

なぜ、今の日本では共助が失われてきたのか。

あなたの住んでいる町には ”地域の人々の助け合い・支え合い” があるとはっきり言うことができますか?

私自身、大分県竹田市に移住して初めて

”地域の中での助け合いや支え合いが他の場所より残っている地域だなぁ、あったかいなぁ・・・この温かさを大切にしていきたい!

との思いもあり、この地で

地域コミュニティ「みんなのいえカラフル」を運営していますが、

それ以前は、地域を意識して生活したことすら全くありませんでした。

 

職場の中での助け合いや支え合いはあっても、地域の中での助け合い となるとピンとこない方も多いかもしれません。

 

でも、昔はどの地域でもあったと思うんです。

近所の人に物を貸してもらったり食べ物をおすそわけしあったり。

なぜ、こんな風景が日本から少しずつ、少しずつなくなっていっているのでしょうか。

資本主義経済の高度化により、失われた共助

幸せの価値基準が「お金」になっていないでしょうか?

お金を持っている人=幸せ

お金を持っている人=人としての価値がある

常々、そんな方向に進んでいる社会に対して私は違和感を感じていているのですが、そんなモヤモヤっとした気持ちを

堀田力さんの著書「共助」のちから の中の一文が表現をしてくれていたのでご紹介します。

(お金がない時代)お米を貯めていたのでは、期間も量もせいぜい何年分というところだったのが、お金であれば、貯める期間も量も物的限界はなくなります。

だから、資本主義の社会になると、お金を得ることが生きるための絶対条件になり、人々はまずお金を得ることを考えなくてはならなくなります。

親の教育も学校の教育も、成長すれば働いて自分で必要なお金を稼いで生きていくという、経済的自立を目標に行われている。

そこまではいいのですが、生きるためにはお金が必要ということから

お金をたくさん稼ぐ人が人間として優れた人という評価が生まれたり、逆に稼げない人は劣った人という評価が生まれたりしてきます。

したがって、人はお金を得ることを自分の生き方の中心に置くようになっていきます。

おく
いやーなるほど。私が言うのと違って説得力あるぅ~

 

生きる手段としてのお金は必要です。お金がないと生きていけないもん。

 

だけど、そこだけで「幸せ」を感じられるかと言えばそうでないと思う。

 

経済中心主義、効率化が進んでいく現代、私たちの仕事に求められるのも

”いかに効率よく動けるか” だったり。

あたかも、それが人間としての価値として見てしまうことがあったり・・・

 

でも、人間って不完全だから、限界は来ちゃう。

だから、そんな社会のまま進んでいくと、私たちは常に「できなくなる」恐怖を抱えて生きていかなきゃいけないし

「できる自分」でいたいために、「できない」人に対して低い価値をつけようとする。

それは『助け合う社会』ではなく、周りを気にして走り続けて心臓が割れそうでも自分が落ちこぼれないようにそれぞれが必死に走っている社会。

そして、差別やいじめなどもおきやすい社会。

おく
もちろん全員が全員そうだとは思っていないけれど

私にはそんな風に見えてしまいます。

こんな時代だからこそ「共助」の場づくりが必要。

今の社会に対して違和感を持っている方は私だけじゃないと思います。

地域コミュニティ「みんなのいえカラフル」に来られた方の中で

「こういう場所を自分も作りたいと思っていた」と言ってくださる方は少なくはないし

「初めて来てみて、温かいおばあちゃんの家のような雰囲気に感動した」

ということを手紙で書いてくださった方もいます。

 

カラフルには毎日のように頂く差し入れがあります。

その差し入れには損得勘定はなくて「喜んでもらいたい」「余っているからどうぞ」そんな想いが込められていると思っています。

「ここで、色々な方と笑いあえることが幸せ」と言ってくださる方もいる。

そして、強制したわけでもないので、他の人のために何かしよう。という場面があふれています。

おく
そんな場面を見るとひとり勝手に心の中でウルウルします。感動して。

年齢の差や障害があるかどうかとかは関係なく

 

誰かに喜ばれたい。

誰かの役に立ちたい。

誰かとふれあいたい。(心の)

そんな気持ちを満たすことが共助の場のひとつの役割なのだと思います。

 

効率や生産性を「お金」で考えてしまうと、意味がない場所になるのかもしれないけれど

人が生きる上では必要!

まだまだ、運営や経営に関してヒーヒー言っている私ですが、カラフルがやっていることは、間違っていないな。って強い確信を持っています。

色々な地域で、そんな場所が”ハードル高くなく”できると理想だなぁと思います。苦笑

 

でもでも、難しく考えなくても、共助っていうのは今からでもできることだと思っていて

その一つが「あいさつ」だと思います。

めちゃくちゃ持論なんですけど、

挨拶をする=目の前にいる人を「人」として認識している

からこそできることだと思うし、それが共助の第一歩なのかなって。

おわりに。自助も共助も公助もどれも大切。

今回、共助に焦点を当てて書いたのは、今の日本が共助不足だと思っているから。

だけど、共助だけで全てが解決するわけはなくて

共助とは市民同士や仲間との助け合いです。自助だけではやれない部分を補うもので、優しい社会ができますが、自助努力を怠ると、依存する生き方になってしまいます。

公助とは国や自治体などの公の支援であり、自助でも共助でもやれない部分を補いますが、度を越すと無気力な社会を招いてしまいかねません。

この文章の通り、バランスが大切なのだと思っています。

依存ではない支え合い、難しい部分はバランスよく公助を使って・・・

そんな共生社会が実現出来たら嬉しいですm(__)m

以上!オクユイカ(@Saba0m)でした。

田舎多機能型地域コミュニティ「みんなのいえカラフル」の日常ものぞいてみてくださいね♪

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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