こんにちは。地域共生を実践する居場所を作っているオクユイカ(@Saba0m)です。
私が今持っている資格が
- 介護福祉士
- 歯科助手
- 福祉住環境コーディネーター2級
- 小学校教諭1種免許状
- 特別支援学校教諭1種免許状
- 自閉症スペクトラム支援士
等ですが、この記事は、その中の「福祉住環境コーディネーター」について書いています。
福祉関連の資格を持っておきたい。という方
資格取得したらどんなメリットや職場があるの?という方
の参考になれば幸いです。
目次
【有資格者が語る】福祉住環境コーディネーターとは?難易度や過去問、活用方法について
まず、福祉住環境コーディネーターについての説明から
福祉住環境コーディネーターとは
福祉住環境コーディネーターとは、高齢者や障がい者に対し、できるだけ自立しいきいきと生活できる住環境を提案するアドバイザーです。
医療・福祉・建築について体系的に幅広い知識を身に付け、各種の専門家と連携をとりながら相談者に適切な住宅改修プランを提示します。
福祉住環境コーディネーターは
- 福祉住環境コーディネーター3級
- 福祉住環境コーディネーター2級
- 福祉住環境コーディネーター1級
の3種類あり、難易度が最も高いのが1級。
福祉住環境コーディネーターの学習内容
当時、私は介護福祉士の専門学校に通いながら資格取得の学習をしていました。
福祉住環境コーディネーターの資格を取得するためには福祉用具についてや疾患について、住宅改修に必要な建築関係の知識も学ぶ必要があります。
私自身福祉分野の学習は好きだったし専門学校と共通する部分も多かったのでよかったのですが・・・
建築・住宅分野は苦手でした(^_^;)
覚える数字が細かいんですよね。
「トイレのアームサポートの高さは座面から220mm〜250mm上方、手摺を付ける場合は750mm〜800mmの高さに」等
住宅改修を実際にするにあたり、重要な部分なので仕方ないのですが・・・。苦笑
福祉住環境コーディネーターの合格率は実施回によって様々
2017年度は以下です。
級 | 受験者(人) | 実受験者(人) | 合格者(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|
1級 | 567 | 473 | 28 | 5.9 |
2級 | 26,215 | 23,747 | 11,980 | 50.4 |
3級 | 11,906 | 10,839 | 4,483 | 41.4 |
2018年度になると・・
回 | 試験日 | 級 | 受験者(人) | 実受験者(人) | 合格者(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|---|---|---|
第40回 | 7月8日(日) | 2級 | 11,550 | 10,394 | 1,437 | 13.8 |
3級 | 5,139 | 4,585 | 2,595 | 56.6 | ||
第41回 | 11月25日(日) | 2級 | 12,545 | 11,446 | 4,812 | 42.0 |
3級 | 5,870 | 5,294 | 2,934 | 55.4 |
1級は毎年合格率は低く難易度も高いです。3級は約50%。
2級に関しては合格率のふり幅が広いです。2017年度・2018年度だけ見ても13.8%〜50.9%です。
私自身、試験を受けて感じるのは、3級に関しては気軽にかまえていましたが
2級以上を受けるとなるとそれなりの勉強が必要だと思いました。
2級も3級も学習範囲は同じです。3級の応用編が2級なので、2級ではより細かい範囲が出題されます。
資格取得のための受験検定料や認定料
受験料は、3級4,320円、2級6,480円、1級10,800円です。
更新料はありません。なので経済的にも負担が少ない資格だと言えます。
(・・・・他の資格で更新料が何万もとらえるものだってあるの・・・涙)
福祉住環境コーディネーターの資格取得のための学習方法。おすすめはユーキャン。
さて、どうやって勉強したらよいのだろう?というのが一番目にぶつかる壁ではないかと思います。
私自身はユーキャンで学び、結果的にとてもよかったと思っていますが、独学でテキストを探してする方もいるようです。
テキストを書店で探す。一番費用がかかりません。
大きめの書店であれば福祉住環境コーディネーターのテキストや問題集などは売っていると思いますが
今は、ネットで気軽に手に入るので便利ですよね。
例えば、このようなテキスト。
18-19年版 福祉住環境コーディネーター2級短期合格テキスト
ネットで探すときは、その本の発行年に注意しましょう。古い本には古い情報が残っていることがあるので。
それと、「過去問題集」「用語集」「予想問題集」等々さまざまあるのですが
どれをどう揃えていいのか面倒くさくなってしまいました。
なので、私のような面倒くさがりの方にはオススメしません(笑)
公式のテキストもわかりにくい・・・と感じたことがあります。
費用はかかるがユーキャンで効率よく資格取得をする
生涯学習のユーキャンでは資格取得のための学習をする場合、6か月で2・3級のダブル合格を目指せるコースで、49,000円です。
なぜ、ユーキャンをおすすめするのかというと、自分自身がユーキャンを使って合格したからです。
良かったと思う点が以下です。
- テキストにイラストが入っていて、わかりやすかった。
- 問題集や用語集などは同じ発行元の方が繋がりがわかりやすい
- テスト直前に使用する教材まで入っていた(暗記用赤シート)
- 福祉用具に関するDVDもついていた
独学で資格の勉強をすると、「ただ暗記しただけ」になってしまう場合ってありませんか?
実践としてどう役立てるのかまで視野にいれると、より具体的に丁寧に学べた方が後々自分を助けてくれます。
福祉住環境コーディネーターの仕事や資格の活用方法
資格取得した後にどう活用するのかってところが大事です。
私の場合、介護の仕事をする上で活用したことはありません。
しかし、これはあくまでも入居施設での介護福祉士をしていた場合なので
ケアマネージャー(介護支援専門員)や住宅会社勤務の方、設計に携わっている方等は福祉に関する住宅改修に関わる場面があります。
介護保険で規定されている住宅改修費の支給申請時には、ケアマネージャー等が作成した住宅改修理由書が必要です。
ケアマネージャーの資格がなくても、福祉住環境コーディネーター2 級を取得していれば、住宅改修理由書を作成することができ、単価は1件2,000円です。
ただし、介護学生さんや介護福祉士など、直接住宅改修に携わらない方にとっても取得し無駄になる資格ではないです。
資格取得を目標に学習したこと自体が自分自身の知識として身についています。
私自身、仕事としては活用していませんが、今は亡き祖母宅の住宅改修のアドバイスができたことがよい想い出です。
資格を取得したからといって給料が上がるわけでも求人があるわけでもない。
スキルアップしたからといって、給料が上がるわけではありません。
また「福祉住環境コーディネーター」のみでの求人募集は無いに等しいですが、福祉用具専門相談員+福祉住環境コーディネーターがあれば、資格手当がつく場合もあります。
おわりに
介護分野の方よりも、住宅リフォーム会社や福祉用具・福祉機器を取り扱っている法人の方が資格が活用されるように思います。
ただし、すでに述べましたが、介護分野の方でも資格を取得することが勉強の動機になることもあります。
疾患名だとかがっつり頭に叩き込んだ記憶がありますし、今も覚えてるんですよね。
そして、取得するのであれば、3級だけでなく2級まで目指した方がいいと思います。
学習方法に関しては、ユーキャンのテキストが分かりやすくて活用がしやすかったです。
もし、市販のテキストを購入する場合でも今年用のを選んでくださいね。公式テキストがかわれば、市販テキストも内容が変更になることがあるので。
では・・・・みなさんが合格しますように!!
以上、オクユイカ(@Saba0m)でした。
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