誤解が生まれやすいTwitterの140文字では【わかりあえない】

こんにちは。オクユイカです。

数日前の以下のようなツイートを見て、みんな介護の仕事がそんなにイヤで苦しいのか・・・?って感じたことがあった

介護職にだって利用者様を選ぶ権利があっていいと思う。

福祉だからって誰でも来いでは乱暴すぎる。
モラルや病状での判断基準がもっと具体的にあっても良い。

利用者様の安全を守る為に介護職の安全を守ることも大切。

お受験みたいに入居試験なんてあってもいいかもね。

意図はその方にしかわからないけれど、あまりにもリツイート数と「いいね」。そして同意するコメントが多かったので

私は私の意見をツイートしてみた。

利益・職員の働きやすさ優先で利用者さんを選んだ場合

【入居できない方】
→利用者様を選ばない施設に集まる。その施設の職員に大きな負担。
→高額を払い介護を受ける。お金がない方は無理

…モラル的なものが発達障害からきてるとしたら…?

その方は排除され続けるのと同じではないのかなぁ

 

介護職の安全を守るのは大切だし介護職だからといって何でもかんでも我慢する というのも変だと思う。

ただ、RT数が多くこれが「正」となるのはどうかな?

と思い自分が感じたことを書いたので批判ではないです

現場ではどうにもできない課題がたくさんあり職員の方々が疲弊されているのを強く感じる

と。

そうなると、中には私が”介護の現場を知らない人”と決めつけてコメントをくださった方もいて

複雑な気持ちに・・・・。

自分の意見をTwitterで言うのは、そういうことだから仕方ないのでだいぶ慣れたけれど。

Twitterで決めつけられるのは気持ちよくなかった。

現在、私は直接的な介護現場にいるわけではないです。

でも、高校の3年間も福祉科でその後は2年間介護福祉士の専門学校へ。

ちなみに、母子家庭でお金がなく、その資金の半分以上を払ってくれたのは大好きな祖母でした。

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(これは、祖母がなくなった時に見つかった手紙)

当時、介護福祉士は専門学校を卒業したら取得できる資格で、成績は関係なかったからか

当たり前のように親にお金を払ってもらってるのになんで勉強しないの?って友達もいて、憤りを感じることもあり

「おまえらとは想いが違うんだ〜!」みたいに勝手に燃えていて、すっごく勉強してて。笑

 

修学旅行も「私は勉強をしにこの学校に来てるから行きません。お金が勿体ない」って先生に伝えて

一人だけ行かずに図書室で自主学習してたり・・・。

 

高校でヘルパー2級の資格は既に取得していたから、専門学生時代から特養や有料老人ホームで夜勤のアルバイトをしていた当時。

認知症介護の現場の実態を赤裸々に書いてみた。笑いあり涙ありだけど楽しい!

頬を平手打ちされてへこんだり、凹んでたらそれを別の利用者様が励ましてくれたり。

 

介護の現場って、”人間”を感じられる、すごく大変だったけど楽しい場所”だった。私にとって。

 

そして、私の介護専門学校の費用を負担してくれた大好きな祖母のことも少し書かせてください。

 

自宅にヘルパーを入れるのも、施設に入るのも絶対嫌な人だった祖母は

2016年に自宅で転倒。何回目かの骨折をして病院に入院。

退院後の、在宅での生活が難しいため仕方なく施設に入ることに。。。。

 

2016〜2018年の私は青年海外協力隊でマレーシアにいたのですが

施設入所の話を聞いたときは

 

私が帰国して介護をする。だからばーちゃんを施設に入れたくない。

 

って、しつこく言ったけれど・・・家族から 仕事はどうするのか?

とか任期短縮しての帰国に反対されて、結局帰国しなかったんだよね。

 

 

でも、施設に入って約1か月後・・・・

 

 

ばーちゃんは、施設内の事故で亡くなった。

 

 

細かい部分は書きたくないけれど、職員の対応のこともあり裁判にもなっててさ

 

これが、複雑すぎてたまら〜ん!!( ;∀;)

 

 

もちろん、私も悔しい。

当時は、やっぱり帰国しておけばよかった・・・という気持ちになったし

対応した職員さんに「なんで?」って思う部分が沢山ある。

 

ただ、あの職員さんもきっと大変だったのかも・・・あの夜に何か大変な他の出来事があったのかも・・・

と想像ができる部分もあるから複雑で。

 

とは言え私の悔しい気持ちよりも、もっと悔しい思いを抱いているのは母たち。

 

だから、何も言えないですよね。。。。

 

 

同じことが起きないために、私の立ち位置で何ができるのか?を考えていくしかないと思っています。

 

今、私は「障害」とか「高齢者」とかにわけない立ち位置で活動をしているわけだけど、その中で”介護”って必ず入ってくる話だし

高齢化率44%の竹田市でも課題となっている問題。

だから、これから、もっと介護を真剣考えていきたい。

そう思っているから、”介護の現場を知らない人”と決めつけられて複雑だったのだと思う。

Twitterの140文字は誤解を生みやすい議論の場

ツイッターで介護関係の方と繋がらせていただいた当初

「愚痴ばかり」に見えて落胆してしまったツイートの数々も、もう少し掘ってよく見ていると

  • 職場で一生懸命だからこそTwitterで愚痴や想いを吐き出している方
  • 大変だけど盛り上げようぜ!って思っている方
  • Twitterをしている方は一部。だからTwitterに書かれていることが介護現場のすべての意見ではない。

 

だとわかったし、一部で全体を把握した気になるのはよくないなぁと反省もした。

まだまだネット世界におどらされている奴です(^_^;)

 

Twitterの存在そのものも

結局、自分の情報の受け取り次第だなと感じます。

  • 視点や立場が変われば同じツイートに対する見方もかわる。
  • 140文字で”わかりあう”は無理。
  • ”良く”も”悪く”も議論が起きやすい140文字
  • 一部の尖った意見が目立つので全体の意見だと勘違いする。

ということ。

 

 

 

それとTwitterをしていると嬉しいこともある。

福祉や介護に対して温かい気持ちを持っている方々と繋がれたこと。

キラキラしている人が少なく見えていたときだったのでこんなツイートが嬉しかったり。

 

 

多くの方は自分が好きなものを、ほかの人から好きって言ってもらえたら嬉しいと思う。

「その、くさや美味しいよね〜!」「そうだね、おいしいよね!!」

みたいな。笑

間違いなく「くさやって臭いしよくわからないからいらない」って言われるよりはうれしいはず。

自分が好きな福祉や介護分野のことがこの方も「好き」なんだろうなぁと、

伝わってくるツイートをみて嬉しくなったり

 

大変だけど盛り上げていこうぜ!の代表格だと思っているゆっちんさんのツイートなんかも

その他にも、入所されている方視点での”介護の現場”をTwitterで知ることができたり

やっぱり使い方次第では面白いし勉強になる!

色々な方と繋がる場として、学びの場として使っていきたいなと思う。

最後に

Twitterって、難しいよねぇ。

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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