こんにちは。久しぶりのオクユイカです。(@okuyuika)
2021年元旦・・・・あけましておめでとうございます。
最近、次の居場所づくりのための家を購入することになりました。
後ほど書きますが、家を購入するかどうかを3日間で決めなければならず…
なかなか面白い体験だったので記録に残しておこうと思います。
本題に入る前に、2020年度の振り返りを・・・。
みんなのいえカラフル開所から2年3か月!
いや、めっちゃ中途半端ですね。2年3か月って。笑
2018年10月に「みんなのいえカラフル」という地域の集い場をスタートさせ
今年の4月からは放課後等デイサービス・児童発達支援事業の「アソビバTeto」をスタート!
4月より前は、地域おこし協力隊&講師の仕事&ブロガーのフリーランス的な立ち位置でいたし
カラフルも主にボランティアの集まりで行っていたのが
4月からは常勤スタッフやパートさんがいるという状況になり、私自身も代表という役割の中で
とても大きな心境の変化がありました!
今までは、目の前の利用者さん、来所者さん、お子さんを大切にする気持ちが強かったのですが
それに加え
NPO法人TetoCompanyで働いてくださっているスタッフさんのことを
心から大切だと思うようになったこと。
カラフルに来てくださる来所者のかた、アソビバTetoを利用されるお子さんが
その人らしさを見つけられる場所にしたり、一瞬一瞬を心から笑える場所にするためには
やっぱりスタッフさんが幸せな気持ちで働いていることが大切だから。
みんなが働きやすい職場にしたい!
ということを、ポンコツ理事長はよく考えていました。笑
自分で言うのもなんですが、温かくて勉強熱心なスタッフさんのおかげで
今のアソビバTetoはお子さんがのびのびとした表情で通うことができる場所になりつつあると思います。
対して、4月からの「みんなのいカラフル」はというと・・・。。。
もともと、カラフルは立場も年齢も障害の有無も関係なく多様な人たちが接点を持ち繋がることができる場所
「今日のお昼は何食べようか」から話が始まりやりたい人が食事をつくって
みんなで食べて。
高齢者施設の入所者もふらっと遊びにくる場所になっていたり
自然と、自分ができることの”もちより”をして、助け合いがうまれたりして。
気づけば、いつのまに元理容師さんがおばあちゃんの髪を無料で切っていたり(笑)
集った人達の中で「こんなことができたらなぁ」という思いを実現する場所だったりもしました。
(モザンビーク料理を一緒につくろう♪)
(竹からつくって釣り竿で昔ながらの魚釣りをしててんぷらにして食べよう♪)
(プログラミング〜マインクラフトであそぼう♪〜)
(おとあそびの日♪)
(カラフルの裏でしいたけの駒打ち♪)
集う人と人同士が、化学反応を起こして、どんどん面白くなっていく!
そしてもう一つの大切な役割がカラフルにはありました。
それは、ふらっと立ち寄って気軽に相談ができる場所にもなっていたこと。
発達障害に関する相談、ひきこもりに関する相談、仕事に関する相談。ライトなものから重めの相談まで様々。
いろいろな役割があるカラフルだったのですが
新型コロナウイルスの影響でこれまでしていたことがほぼNG!!!
世界中で新型コロナの影響での自粛モードが続いているので仕方ないとは思うのですが
「開けてほしい」「さみしい」という声と「竹田でコロナがでたら大変だから今はやめた方がいい」
そんな両極端の声を聴き続け、12月前半はその判断でコロナ疲れがでていました。
また、4月から始まったアソビバTetoの活動に影響がないようにカラフル自体の時間短縮をせざるを得なかったこともあって
残念なことに自慢であった “いつでもふらっと立ち寄れる場所”
だと胸を張って言えなくなってしまったことが
私自身にとっての大きなストレスになっていたのだと思います。
カラフルのような場所の社会的役割は非常に大きいと自負しているので
コロナがもう少し落ち着き、経営的にももう少安定をしたら開所日や開所時間を増やしたいと思っています!!(^^)
さて、私の思いが熱すぎて振り返りが長くなりましたがここからが本題です。
わずか3日の判断で家を購入。
自分が住む家ではなくて、もう一つの居場所づくりのための家です!
なぜこんなことになったかというと
“ひとりひとりが落ち着いて過ごすことができる場所”
と、堂々と言うことができなくなりつつある今のみんなのいえカラフルの現状があるからです。
つまり何が言いたいのかというと、
最初は広いなぁと思っていたカラフルの場所が
狭くなった!(;・∀・)
(人が多く集っているということなので喜ばしいことでもあるのですが)
そしてもう一つが、カラフルのような場所はもっと地域に必要だということ!
私が介護福祉士をしていたこともあり、数年後には介護事業を中心としたカラフルのような居場所をつくりたいなぁと思っていました。
でもすぐには見つからないだろうから、少しずつ時間を見つけて空き家バンクをのぞいてみたりしようと思って動き出した初日。
その日の夕方には見つかりました。
こちらが昭和30年に建てられた家です。
数日後には大家さんにお会いして中も見させていただきました。
築年数は古いものの、大家さんが大切にされていたことがよく伝わる家!
さらには、この家ぷらす、付属(?!)に二軒。
ひとつは一階が駐車場と倉庫。二階がお部屋。
もう一軒は、かつて大家さんが美容室をされていた小さな家。
これだけお庭が広かったら畑もつくれるね〜。なんて話していたら
また違う場所を案内されて「この畑もだよ」って。
ひ、広すぎる・・・・!!
大家さんとはたくさんのお話をしました。
この家の歴史を聞いたり、カラフルの活動の話をしたり・・・本当に素敵な大家さんでした。
10日程考えさせてほしいとお返事をし、その場を後にしました。
ところが、この後に発覚したのが、このお家にはすでに購入希望者がおり不動産やさんと契約を進めようとしているという物件だったのです(;´・ω・)
(私が空き家バンク経由だったので、そこの情報共有ができていなかったようです。)
空き家バンクの担当者さんのお話によると
最終的にどちらに売るかは大家さんの判断。でも、はじめは
「1円でも高く買ってくれる方に・・・」
というのが大家さんの希望だったけれど、奥さんたちに出会ってからは
「ぜひ、カラフルの皆さんに売りたい!」
と言っているよ
とのことでした。
大家さんは、わざわざ家族会議までひらき、私たちに売りたいということを願ってくれていたのでした。
私が早めに答えを出さないと、そう思ってくださっている大家さんにも、購入希望者の方にもご迷惑をかけてしまうと思い
すぐに、その地域の福祉の状況をしらべることに。
もし、この場所で活動をスタートさせるとなると、地域の方の理解はどうか?ニーズはあるのか?地域の外の者が入っても受け入れてもらえるのか?!
その地域のことを知っていそうな人に連絡をして情報を得たり
社会福祉協議会で情報を集めたり
その地域のケアマネさんに会ってお話を聞きに行ったり
その地域の自治会長さんを探して歩いたり
1日、動き回ったけれど、やっぱり短時間では確信を得ることは難しくって。
でも、購入することにしました。
なんといっても、空き家になってもこの家を大切にし、次に住む人たちが気持ちよく住めるようにと
定期的に掃除をしにきていた大家さんの人柄や雰囲気が最終的な決め手だったように思います。
金額が金額なだけにすごーくソワソワした数日だったけれど、いい経験になりました!
この家をどうやって活用するのか
ここでは、年齢を重ねできないことが増えていっても
アットホームな雰囲気で生活音を聞きながら過ごすことができる場所や
これまで、その人が続けていた「くらし」を大切にできる場所をつくりたいなぁと思っています。
想いはあるものの
ここを具体的にどんな居場所にするのか?
どの事業を組み合わせるのがよいのか?
それらの大切なことは、地域の方々との繋がりをつくりながらじっくり考えていこうと思っています。
実際に活動がはじまるのも1~2年後だと思う。
(なので、すべてをこれから一緒に創り上げてくれる・運営していく仲間を細々と募集!笑)
色々な、居場所の選択肢があるといいと思うし、その一つの場所をNPO法人TetoCompanyが作れたらいいな。
そんな想いの今です。
では、今年もどうぞよろしくお願いいたします!m(__)m
2021年元旦 オクユイカ(@Saba0m)
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