発達障害の子どもに使えるおすすめスマホアプリ6選【自閉症のお子さんにも】

こんにちは。元特別支援学校教諭で現在は地域の集い場を運営しているオクユイカ(@Saba0m)です。

過去に、「特別支援教育や支援に欠かせない!スマホ・iPadの活用例」についての記事を書いたのですが

今回は、支援に活用できるスマホアプリについて!!

主に

  1. 日常生活の動作をサポートするアプリ
  2. コミュニケーションを支援するアプリ
  3. 時間を管理できるアプリ

に分けて紹介しています。

3.時間を管理できるアプリに関しては、障害の有無に関わらず、大人・子どもに関わらず、遅刻をよくしてしまう方等にも使えるものです♪

ご関心のある部分を読んでいただけたら嬉しいです。

発達障害のお子さんに使えるおすすめスマホアプリ【自閉症のお子さんに】

子どもにスマホを渡したら、いつの間にか何時間も経ってしまった・・・

取り上げると怒りだす・・・

Youtubeで変な動画を見ている・・・と困っている保護者の方もいます。

スマホは依存性が高いというデメリットがありますが

今回は、そんなスマホの良い部分を活用しましょう!という話です。

 

言葉よりも視覚的に見えた方が理解しやすいお子さんにとっては

スマホは自分の身を助ける眼鏡のような存在になることもあります。

本来であれば一人一人の発達段階に合わせたアプリの紹介ができたらよいのですが・・・それは難しいので、

実際にアプリを使ってみてよかった!と思うものを紹介していきます。

➀日常生活の動作をサポートするアプリ

着替えや歯磨きなどなど・・・毎日する必要があるけれど面倒くさくてしたがらない・・・

そんな時もアプリが解決してくれることがあります。

支援学校で先生をしていた時の話なのですが

給食の後歯磨きタイムがありアプリを使う前までは「歯磨きするよ」と必ず声掛けをしていたのですが、アプリを使い始めてからは

アプリの立ち上げ準備をし始めた途端数人のお子さんが鏡の前に集まってきていました(笑)

歯磨きをおもしろく!「はみがき勇者」(無料)

はみがき勇者
はみがき勇者
無料
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「はみがき勇者」というアプリは、カメラの前に立つと冠を被った自分の姿があらわれます。

ここで歯を磨くと、コインが貰え、それで敵に攻撃ができるという仕組み。

音やアニメーションのクオリティが高いこと&RPG風でレベルアップができるので

ハマるお子さんも多そう!!

(実際にやってみて私も楽しい気分に・・・笑)

デメリットとしては、ずっと同じ場所を磨いてもコインが貰えてしまうということ。

”丁寧に磨く”というよりかは、”歯磨きに毎日取り組むきっかけとして”使えるアプリです!

丁寧に磨くためには「DropTalk」の歯磨き手順表が使える(無料・有料)

DropTalkは、話し言葉でのコミュニケーションを苦手とする、自閉症や言語障害を持つ方の

コミュニケーションを助けるAAC(補助代替コミュニケーション)ソフトウェアです。

DropTalk
DropTalk
開発元:HMDT Co., Ltd.
無料
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そのDropTalkのアプリの中に、ストアというものがあっていろーんな機能が使えます♪

その中には「朝の支度」や「歯磨き」が手順表になったものも入っています。

その「歯磨き」の手順表が便利です。

一つの動作を何秒に設定するのかの設定・手順表の順番・イラストを変更すること等も

可能なので、お子さんに合わせた手順表を作成することができます。

一つの動作ごとに、予め設定していたタイマーがスタートし

磨く場所が示されたイラストが表示されます。

終了すると「できました」のイラストが出てきます。

 

こうやって、ひとつひとつの動作をクリアしていきます♪

このようなお子さんにはぴったりだと思います。

  • 「全部を綺麗にみがいて」「奥までしっかり磨いて」などの曖昧な指示がわかりにくい
  • 視覚的に見えると理解しやすい
  • 順序良くすることが好き(苦にならない)

 

必要に応じて、最後にご褒美を用意しておくとモチベーションアップにつながるかも♪

歯磨き以外の手順表もつくることができます。

②コミュニケーションを支援するアプリ

自分の想いをうまく言葉にすることができない発達障害のあるお子さんが

絵カードを使いながら相手に感情や要求などを伝えることができるアプリの紹介です。

ただし、このようなアプリを活用できるのは

  • 絵や写真を認識し区別できている
  • 多くの絵があっても混乱しない

というお子さん対象です。

※上記が難しいお子さんは後述のPECS(絵カード交換式コミュニケーション)の初歩的なことからはじめるとよいかもしれません。

LITALICOが開発。「えこみゅ」(無料)

えこみゅ
えこみゅ
開発元:LITALICO Inc.
無料
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自分の要求や感情を絵カードを選択する→並べる→再生ボタンを押す→音声出力してくれます。

絵カードは3つまで使うことができるので文章にすることができます。

特徴的なのは、簡単にカードが自作できること。

「おくせんせい」は私が作った物です。

用意されている絵カードの中に欲しい絵や写真がない場合は非常に便利!

PECS(絵カード交換式コミュニケーション)の本格的アプリ(有料)

PECS(Picture Exchange Communication System)とは絵カード交換式コミュニケーションシステムの略です。

自閉スペクトラム症の方や、コミュニケーションに課題を持つ方が自発的なコミュニケーションが取れるように教えていくもので

アメリカをはじめとする世界60国以上の国や地域で、根拠のある指導・支援と認知されており

日本でもピラミッド教育コンサルタントオブジャパン(株)さんがワークショップなどを開催しています。

そのPECSのアプリがありました!

PECS IV+
PECS IV+
開発元:Pyramid Educational Consultants, Inc
¥10,500
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既に、PECSのことを知っていて使い方も理解している方にはありがたいアプリ!

ただ、PECSのことをご存じない場合は先に研修を受けた方が良いと思います。

私も過去にPECSワークショップを受けたのですが、受けてよかったと心から思う研修のうちの一つです。

  • 絵や写真の理解をしていない。
  • 沢山の絵があって気がそれてしまう。
  • 操作方法を教えることができない
  • そもそも「選択」ができない

そのようなお子さんも多いと思いますが

絵や写真の意味をどう伝えるのかもワークショップでは学ぶことができます。

おく
参加費は高めですが・・・上記に該当するお子さんがいて悩んでいる保護者の方や、支援学校の先生は参加してみると何かしらのヒントは得られるはず

PECSはもともと、ひとりひとりに合うPECSBOOKというのを作成するのですが

ラミネーターやマジックテープがで作っていたものが

アプリになり持ち運びや絵カードの作成が楽に・・・

アプリが合うか自分でべりっとマジックテープを付け貼りした方が合うかは人それぞれだと思いますが。

絵カードが沢山並べられるので、細かい表現ができるようになっています。

PECS IV+
PECS IV+
開発元:Pyramid Educational Consultants, Inc
¥10,500
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そのアプリを使って、自分の要求を伝える中谷さん親子の動画があったので紹介させていただきますね!

中谷正恵さんは、療育に対して熱心な保護者の方の一人として有名です。

ここまで要求を文章にして伝えるようになるまでには結構な時間がかかったのではないかと思います。

すごい・・・

③時間を管理するためのアプリ(タイマー&スケジュール)

時間管理のアプリは障がいのあるお子さんだけに限らず

子どもから大人までビジネスのシーンでも使われることが多いですよね。

時間に厳しめの日本では時間を守ることは必要なスキルです(^_^;)

シンプルさがいい!絵カードタイマー

この絵カードタイマーは、自閉症のお子さんのパパが作ったアプリです。

  • 時間の見通しを立てるのが苦手もしくはできない
  • 視覚的に見えるとわかる
  • 切り替えの場面が苦手

そんなお子さんに活用できると思います。

絵カードタイマー
絵カードタイマー
開発元:Ryuta Yoshitake
無料
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つくりがシンプルだからこそ使いやすいです。

スマホで写真を撮り、時間を設定します。

15分経つと音と文字でお知らせしてくれます。

自己管理したい時は「ルーチンタイマー」。喋ってくれるので、急き立てられる!笑

最後に紹介するのは「ルーチンタイマー」です。

ここまで上げてきたアプリはお子さん向け(支援者向け)でしたがルーチンタイマーは

お子さんだけでなく、発達障害と診断された大人の方や、診断されずともよく遅刻をしてしまう方等も

自己管理に使える無料アプリです。

ルーチンタイマー
ルーチンタイマー
開発元:Hiroki Sakamoto
無料
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DropTalkの歯磨きのタイムスケジュールと似ているのですが

シンプルに作られているのでタイムスケジュールを作りやすいのと、操作のしやすさと感じました。

例えば朝の支度

時間とタイマーを設定してオリジナルのルーティンを作っておくことができます。

タイマーをスタートさせると、一つの行為ごとに時間をはかってくれます。

で、他のアプリと違って

「今から10分間”ごはんを食べる”をはじめてください」

「のこり、10秒です」

と、喋ってお知らせしてくれるのです(笑)

おく
めっちゃ、急き立てられてる気持ちになるやん

いくつかルーティンを用意しておくと後が楽です。

といっても、最初からいくつもルーティーンをはじめてしまうとしんどくなって続かなくなるので

最初は「朝の支度」(他のでもいいけど)だけ取り入れるといいかも。

折れないために、スモールステップで取り組むことが大切!

おわりに

以前は、絵をかいてラミネートしたり、マジックテープ、キッチンタイマーなどで自作をしていたものが

アプリが登場してからはその手間が省るようになり、支援がしやすくなったように思います。

 

アプリのデメリットと言えば細かい設定ができない部分だったのですが、その点も解消されたアプリも見受けられました。

おく
昔、算数ゲームで失敗した時になる「ブッブー」の音が怖いお子さんがいたけれど、今は違う音に設定ができたり

 

時間管理・スケジュール管理のアプリや、タスク管理のアプリ等々、便利なものが多くあります。

私もスマホにはかな~り助けられています!!

 

子どもが将来、それらを活用しながら社会で生活することを考えても

早い段階からスマホの活用方法を学習したほうがよいかもしれません。

スマホ依存には注意しながら(^_^;)

以上、オクユイカ(@Saba0m)でした。

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このブログの運営者


おく ゆいか。 

介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...

”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、現在はフリーで福祉・教育分野で動いています。

田舎暮らしに憧れ大分県竹田市に移住。現在地域おこし協力隊!

LGBTサポートチームココカラ!として大分県内で交流会をひらいたり講師もしてます。




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