田舎暮らしの「嘘」と9か月住んでみた「本音」。移住に失敗しない為の4つの心得!

こんにちは。オクユイカです。

こんな記事がTwitterでまわってきたよ( ゚Д゚)

 

ある限界集落に住んだ地域おこし協力隊員が、3年経った今、後悔しているという内容。

「ジビエ料理を出す民宿をしたい」という気持ちで、田舎に移住した彼の言葉が↓です。

「田舎って不便ながらも、お互い助け合っているイメージだった」

「でも僕がここで見てきたものは、それとは正反対のことばかり」

「今いる彼女と結婚する予定だが、この村に呼ぶのをためらってしまう」

「協力隊として呼んでもらったのに恐縮だが、出ていくことも考えてる」

そんな場所もあるんだなぁ~と、思っていたところ

その記事がどんどんリツイートされ共感を得ていたんです。

オク
まじか。田舎に嫌気をさしている人って多いのか。

田舎が嫌いな人って多いのね。

リツイート内容を覗いてみると、「そんな場所ばかりではない」という意見もあったんですが、ストレスを感じている人が多い、多い!!

・・・・・。

わ・・・・。

わ・・・・・・・

だけど・・・・・・

オク
わからなくもない自分がいるぞ

というより、地元の方が上記に書いてあったようなことを私に教えてくれました。

田舎に移住して9か月。本音を書いてみようと思う。

せっかくなので、これから田舎に住もうか考えている方の参考になることを書きたいと思う。

最初に結論を書いておくと

私はやっぱり田舎が好き。今の場所が大好き。

その前提をおきつつ、正直に色々書くよ!!

というわけで、記事を書いたゆきひろ@トレードトラベラーさんがツイートで否定していた

  • スローライフを送れる
  • みんな優しい
  • チャンスにあふれてる

が嘘なのか本当なのか実証!!!in 私の地域バージョン

「スローライフを送れる」は嘘なのか

私が今まで住んだ場所を年月の長い順に並べると

愛知県(14年)
大分県大分市(11年)
マレーシアのボルネオ島(2年)
宮城県仙台市(1年半)
大阪(半年)
京都(4か月)

こんな感じになるんだけど、一番スローライフがあったのは断トツでマレーシア。

その反対で、都会になればなるほど働き方がせかせかしていました。

 

竹田はどうなのかというと、働き方自体はせかせかしていません。

 

が・・・意外と忙しい。

 

これ、どういうことかというと仕事の忙しさではなくて、人間関係が濃いことによる忙しさなんじゃないかなって思います。

 

町を盛り上げるための祭りや自治会の集まり等、人との繋がりが多くなると誘われることも増えます。

地域の方との繋がりは大切だし、できることはしたいので誘われたらできるだけ参加するようにしているんだけど

それが意外と多いです。

おく
さっきまで夏祭りの踊りの練習に行っていたよ。再来週にもイベントがあるのでこれもお手伝いに行くよ。

新しい出会いだったり、盆踊りの練習も楽しいから私はいいんだけれど


「休日に自分の時間をさかれるのは面倒くさい」と感じる方は田舎は向いていないのかもしれません。

 

もしくは自治会等に入らなかったり、地域とのかかわりを避けたら悠々自適に過ごせるのかも?!

おく
ちなみに、自治会に入らない人は「ひとり自治会」と呼ばれているよ

「みんな優しい」は嘘なのか

私が田舎に住みたいと思った理由の一つが”血の通った人間関係”を持ちたいって思ったから。

今ってSNS上で”簡単に他者と繋がることができるよね。

だけどその反面、簡単に切ることもできる”人間関係だと感じていて

それって寂しいなって思っていました。

 

田舎では、人と人とが繋がってて人情味あふれているイメージを勝手に持っていましたが・・・

 

まさに、その通りでしたよ。

お昼を食べない私を心配して、パンやらお菓子をよくいただくし、弁当を作ってきてくださったことも(涙)

オク
今日は、トマトととうもろこしとナスをいただきました。。。

それがまた美味しいんだなっ!!新鮮な野菜だとか漬物だとかがよく届きます。

 

困っている時は声をかけてくれたり、手伝ってくれたりします。


優しいよ・・・・優しいでしょ。

それがさ、押しつけがましい優しさとかではなく、”自然”なんですよね。そんな助け合いが”当たり前”になっている・・・

竹田に住んでみて一番感激したことだったりもします。

 

 

とはいえ、プラス面にはマイナス面もあるわけでして。

”人”と”人”との距離感が近いからか、ごくまれに、思ったことをバンバンぶつけられることもあります。

オク
地域おこし協力隊という理由だけで初対面の方に説教をされたこともあったなぁ

勘違いで怒られたことも。

まぁ・・・世の中は色々な人がいるわけだから、仕方ないよね(^_^;)

田舎は「チャンスにあふれている」は嘘なのか

これは出会う人や、自治体が大きなカギ。

”新しいことをすることに拒否感を示す人”がいるのは当然。

例えばあなたの家に突然宇宙人がやってきて何かをはじめようとしたら

怖いですよね。

あなたが小さなお店を細々と経営しているとして、そこに大型スーパーをつくるぞっていう宇宙人がきたら「生活を壊されるかも?!」と思いますよね。

商売で儲かると妬む人がいる。”というのも地元の人が教えてくれたことです。

そんな保守的な人もいる反面、

 

想いが通じ合えば、全力で応援・支援してくれる人もいます。

私はありがたいことにそのような方と出会うことができたので、今のところ色々な活動に挑戦することができています。

 

あとは自治体の協力体制も大事ですね。

新しいことを始める方を応援している自治体を選んだほうがいいよ!

ちなみに、”失敗した”と話していた彼が住んでいた限界集落に比べると、私の住んでいる所は田舎入門にぴったりくらいの場所。

だってね

  • ダイソーやドラックストアがある
  • スーパーもある
  • 車で数分の場所にコンビニあり。
  • とても素敵な図書館もある!

田舎だけれど、生活する上での不便さはあまりないよ。

ほどよい”田舎”暮らしが一番いいのかもね。

 

ここで終わろうかと思ったけれど、最後に「田舎で失敗しないための4つの心得」を書いておこうと思います。

新参者が田舎で失敗しないための4つの心得

人間関係が濃い田舎で、自分のやりたいことやるために、私が意識していることがこれ!

別に企んでしているわけじゃなくて地域の方と仲良くなりたいという一心でいたら自然とこうなりました(笑)

挨拶をしっかりする。

竹田の城下町の中を歩くときにすれ違う人には必ず自分から挨拶をしています。

挨拶をすることは自分の心を開くことでもあるし、相手がそこに「存在している」ということを認めるということ。

すれ違うのにも関わらず挨拶をしないということは、”あなたと関わる気はありません”というメッセージが含まれていると思うの。

オク
これからずっと住んで行きたい竹田だから、関わりを持ちたい!!

今になって挨拶の大切さを知りました(笑)

ちょっと話がずれるけど、富士山に登っている時って既に下山している人とすれ違う訳なんだけど、

その都度「こんにちは!」「がんばってくださいね」みたいな言葉のやりとりがあってさ

たった一瞬の出会いのたった一言なのに、すごく元気をもらえたことがある。

挨拶をして気を悪くする人って99%いないと思うし、挨拶をした方が気持ち良い!!

(本来は人見知りなので、住んでいる場所以外では、知らない人に挨拶はしませんが。だって怖いんだもん(笑)

できる限り“顔”を見せる。

”知らない人”になってしまわないように、イベントや地域の集まりには積極的に参加しています。

”顔見知り”になるって大切〜!

竹田に引っ越した後、数か月住んでも自治会の案内はこなかったんだけど

近所の方に「自治会に入りたいんですけど、どうしたら入れるんですか?!」と聞きに行って、自治会に入れてもらい、今は自治会の集まりにも参加させてもらっています。

”知らない人”→”ぁあ、あの子ね” になると、お互い生活しやすいんじゃないかなって思います。

地域の方と雑談をする。

地域の方が情報を持っているので、思わぬ会話が大きなチャンスに繋がることもあるよ!

「何かをしたいときは、先に○○に話に行ったほうがいいよ」

「○○の地域は色々とややこしいから○○をしたほうがいい」

「○○地区と○○地区は仲が良くないんだよね」

等々・・・。

地域で何かをする時は地域の事情や歴史、物事を進める時の手順を知るって大事です。

(青年海外協力隊時代に失敗しながら学んだことでもあるが)

その地域での”常識”を知らないまま進むことって怖いです。そんな情報をくださるのも地域の方。

雑談の中で今後したいこと等を話したりすると、誰かと繋げてくれるかも?!

「外者」はとにかく下手に回る。

理不尽なことや勘違いで怒られることもありましたが、反論はしません。

その地域に先に住んでいる方は「大先輩」。

年下から間違いを指摘されるのも気分良くないだろうし、論破したら相手のプライドを傷つけるだけだよなぁ~。。

って思うので

うま〜く、誤解をとく発言もしながらも「ごめんなさい」と謝っています。

どう考えても自分が悪くない時でもね。

最後に。

正直に書いたので、”面倒くさそうだなぁ~”と感じる方もいるのかもしれません。

確かに、そういう見方もできるんだけどさ、私自身は竹田に引っ越してすごくよかったなぁと思っています。

これまでって割と住む場所を転々としているから、地域の人との繋がりってなかったんだよね。

それが今ではガッツリです!!ビックリ!!笑

地域の中で生きている。ということを実感するようになったのも生まれて初めて。

 

楽しいこともあれば、イヤだなぁと感じることもある。こじれてしまうこともあるかもしれない・・・・だけど、それこそが私の憧れていた

”血の通った人間関係” なんだと思います。

 

私は田舎に住んでよかったです。

人間関係には一番気を遣っていますけどね!!

最後に一言。

オク
自分に合う「田舎」を見つけよう。オススメは竹田です(笑)

以上、オクユイカ(@Saba0m)でした!

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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