地域通貨とは?地域通貨を使うメリットやデメリット。子どもが利用する場合の注意


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こんにちは!

福祉を通して地域づくりに取り組んでいるオクユイカ(@Saba0m)です。

私は今、年齢や障害の有無にかかわらず地域の方々が気軽に集い交流できる場所「みんなのいえカラフル

を運営しているのですが、最近、気になっているのが「地域通貨」の存在です。

この記事では

  • 地域通貨について
  • 地域通貨のメリット・デメリット
  • 地域通貨の活用事例

を中心にかいています!

地域通貨は地域活性化の救世主?!

地域通貨とは、私たちが普段使っているような法的にも認められた通貨ではありません。

特定の地域コミュニティ内や、共通認識をもった特定のメンバー内で発行・使用される貨幣のこと。

また、貨幣だけでなく、ブロックチェーン技術を活用し電子化されているものも存在します。

団体独自が発行し、その団体が通貨の価値を決めることができます。

法的通貨の目的って、「物を購入する・サービスの提供を受ける」ための手段として

使われることがほとんどだと思いますが、地域通貨にはそれ以外の目的もあります。

おく
そりゃそーだな。同じ目的だったら法的通貨を使えばいいもんね。

どのように地域通貨を活用するかによっても異なりますが

地域での「人」「物」「助け合い」がもっとスムーズに流れる・生まれること

が目的として挙げられます。

地域通貨の活用事例

滋賀県草津市「地域通貨おうみ」

現在は活用されていませんが、地域通貨のことを調べるとよく出てくる名前が「地域通貨おうみ」です。

1999年頃、「地域通貨おうみ」を含むいくつかの地域通貨によって、日本での社会的関心が高まりました。

日本における地域通貨の実態についてによると

当時は、市民団体が主催する地域通貨が多く、

  • 集落や小学校区程度の規模で助け合いの促進
  • ボランティア活動の評価などを目的

に掲げるものが多かったそうです。

地域通貨おうみの目的も同様です。

「地域通貨おうみ」を発行しているのは、草津コミュニティ支援センターで

ここでのボランティア活動によって「おうみ」という紙幣を受け取ります。

おうみは換金できませんが、1おうみ=100円の社会的価値に相当します。

おうみは、「ありがとう」のお礼の印であり、買い手が評価し感謝の気持ち を込めてお渡しください。

1件のサービス(90分)につき10おうみを基準に各自ご判断ください。

助け合いを生むための、地域通貨の活用ですね。

早稲田・高田馬場発祥の「アトム通貨」

2017年4月時点で日本には677件の地域通貨がつくられ200を超えるものが稼働していますが、その中でも有名な「アトム通貨」について。

早稲田・高田馬場の街にて地域コミュニティーを育み、街を活性化させるために2004年に生まれた地域通貨です。

アトム通貨のウェブサイトをのぞくとこんな文章がありました。以下、引用文。

人と人との関わりから自然と生まれる「ありがとうの気持ち」。

アトム通貨は、あなたの「誰かに何かをしてあげたい」、「何かをしてくれた人へ感謝の気持を伝えたい」という思いを応援します。

アトム通貨は「未来の子どもたちのために」をテーマに、「環境」「地域」「国際」「教育」の推進を理念に活動しています。

社会貢献活動がスムーズに行われるように・行いやすいように・・・そんな目的があり作られたのがアトム通貨。

アトム通貨の入手方法は

  • ボランティアサークルやNPO、自治会などの地域の団体への参加・協力
  • アトム通貨実行委員会が主催(協力)するイベントに参加
  • アトム通貨加盟店のプロジェクトに参加

すること。

集めたアトム通貨は加盟店にてお金の代わりに使ったりサービスを受けることができます。

おく
地域全体の協力があってこそ発行ができる通貨ですね!

「おうみ」は助け合いの循環。「アトム通貨」は集めた通貨をお金代わりに使えるという点が異なる部分です。

アトム通貨に関する本はコチラ。

 

「地域通貨」という名前を使っていなくても、地域独自のポイントカードを作っている自治体や商店街組合も多いと思います。

おく
どのような形で流通させるかだけの違いだと思うので、ポイント自体を地域通貨として見れば、意味は同じかな?

地域通貨を活用するメリット

地域通貨を活用するメリットを挙げてみます。

地域経済の循環が生まれる。

限られたコミュニティ内で利用ができる通貨であれば

その地域内で「ためる」そして、その地域内で「つかう」・・・・

地域経済の循環が生まれます。

地域活性化が叫ばれている中、地域にお金を落としていく買い物客がいないというのは大問題!

田舎に住んでいてもオンラインで簡単に物が購入できる時代ではありますが

活用方法によっては地域経済の循環を生み出す救世主になるかも?!?

独自で価値を決めることができる。

法的通貨って、悪いことしてでも得ることができます。

高齢者をだましたり、詐欺だったり。

地域通貨おうみであれば、ボランティア活動をすることが通貨の価値になります。

アトム通貨も同じで「社会にとってよいこと」をすることで、通貨が貰えて

それを商品購入などに使える仕組みって素晴らしいと思います。

”独自の価値を生み、それをお金代わり・他の活動に使うことができる”

これが地域通貨のメリットの一つです。

おく
「いいこと」が数値になってみえるのっていいですよね。

地域貢献の意識が高まる

地域の中でしか使えない通貨を活用することで、その地域への帰属意識がうまれます。

もし地域通貨の目的に ”地域貢献” が含まれていたら

最初はあまり意識しなくても繰り返し使っているうちに

「地域貢献をしているんだ」意識しちゃいませんか?

おく
たぶん私はそうなるぞ。笑

また、コミュニティの人同士の結びつきも強くなります。

子どもでも地域通貨のやり取りができる。

先ほどのアトム通貨のサイトを見てみると、以下のような内容で貯めることができるようです

  • マイハシ持参で飲食された方には10馬力を進呈。
  • 使い終わったハンガー(クリーニングショップ郡司は10本)をお店に持って行くと10馬力を進呈。
  • 本の再利用である古本購入で10or50or100馬力を進呈。
  • 轟川流域農地への月桃植え参加 1回100馬力
  • 白保海岸海浜清掃1回50馬力
  • サンゴモニタリング調査1回 100馬力
  • サンゴ礁保全に関する協力 1回 10馬力

そして、ためたアトム通貨は【1馬力=1円として使える】わけです。

子どもでも、アトム通貨を活用することができます。

※企業や商店が活用する場合は税金がかかる場合があるそうです。

地域通貨のデメリット

利用できる場所が限られる

商店や企業で地域通貨を発行しても賛同者・加盟店が増えなければ

地域通貨が地域全体に広がるのは難しい・・・。

そうなると、使う側としては利用できる場所が限られ不便さを感じることにも。

また、助け合いをうむことが目的の地域通貨の場合も、賛同者同士間でしか使うことができません。

導入資金が必要(規模による)

自治体全体で取り組みたい時・電子化する場合等、規模が大きくなれば導入資金が必要になります。

仕組みを作るためにも資金が必要ですし、地域通貨を発行するための資金などなど・・・

場合によっては導入資金が必要です。

おく
手書きで作って、「はい、地域通貨」とかのレベルなら導入資金いらないよね〜。

ん?地域通貨って呼べないか。笑

子どもが地域通貨を活用することは良いことなのか

「人助けをすること」によって、地域通貨を得ることができる場合

地域通貨を得ることが目的になってしまう可能性もあります。

それが良いか・悪いかという話ではなく

地域通貨ありきの人助けなってしまう可能性が少なからずあるということも

頭に入れておかなければいけないと思っています。

※この対処法については後述しています。

貯めても使えなくなる可能性がある。

法定通貨の価値がなくなることありませんが、地域通貨は発行団体が「やめます」となったら

これまで貯めてきた通貨価値が無くなります。

地域コミュニティ「カラフル」で地域通貨を活用するには・・・

私が地域通貨に興味を持ったのは、今運営している「みんなのいえカラフル」で活用できないか?

と思ったから。

みんなのいえカラフルは、年齢や障害の有無にかかわらず地域の方々が気軽に集い交流できる場所です。

みんなで食事を作り大人300円、子ども50円という値段で世代間交流をする日もあるのですが

背景はどうであれお金を持って来ないお子さんも来る。

こちらとしては、栄養のある昼ご飯を食べてもらいたい!という想いがあるので無料でも構わないのですが

『お金をいただく子・いただかない子』と差ができてしまいます。

かといって、無料にすることが良いとは言い切れず。

おく
地域活動やカラフルでのお手伝いをすることで、カラフルコインを発行したらよいのでは

という考えに至っている今です。

現金50円でもよいし、50円分のカラフルコインでの支払いのどちらか選べればよいのかなと。

おく
お金の勉強にもなるかしら

カラフルコインの導入のために

  • ガイドラインの作成
  • 子ども達がわかりやすいルールの設定

をこれからしていくつもりです。

 

気をつけたいのが「カラフルコイン」ありきになってしまわないこと。

何かを貰えるからやろう!というのは外発的動機付けというのですが

それだと貰えなくなってしまったら行動をやめてしまいます。

おく
「カラフルコインをもらえないならやらない」というお子さんが出てきそう・・・

それを避けるためには「外発的動機付け」から「内発的動機付け」につなげることが大切です。

外発的動機付け・内発的動機付けとは
心理学の考え方で、動機付けには「外発的動機付け」と「内発的動機付け」の二つがあるとされている。

外発的動機付けは行動の要因が評価・賞罰・強制などの人為的な刺激によるものであるという考え方に対し、

内発的動機づけは行動要因が内面に湧き起こった興味・関心や意欲によるものであるという考え方である。

一般的には、外発的動機付けの効果は一時的であり、人格的成長には必ずしもつながらないという見解があるが、

外発的動機付けによって行動をしているうちに、次第に興味・関心が生まれ内発的動機付けへと変化していくこともあると言われる。引用:リクルートマネジメントソリューションズ 用語集

達成感や満足感など人の内面的な要因によって動機付けられるものを「内発的動機付け」と言うのですが

内発的動機付けは持続性があることが特徴です。

コインをもらうことは外発的動機付けですが、そこから内発的動機付けに繋げるために

コインを渡すだけでなく、”ありがとう” ”助かったよ”という

本人の承認欲求などを満たす言葉もきちんと添えることが大切です。

 

その点をスタッフ間で共有したら大丈夫なかなと思います(^^)

最初は子どものみではじめて、いずれはカラフル全体に広がるのも面白いかも!と思っています。

例えば、現在お子さんのお預かりを1時間500円で行っていますが

カラフルの店番1時間をしていただくかわりに、500カラフルを発行。

子ども1時間お預かりを500カラフルでお願いができる。

とかね!

 

それぞれの地域が、自分たちの地域を盛り上げようと地域通貨を活用しているのだと思います。

私自身は地域を変えよう!と強く思っているわけではないのですが

今自分が運営している場所を盛り上げていくことで、地域がよりよくなっていくことを目指したいと思っています(^^)

「地域通貨」に関するまとめ

最後にメリット・デメリットをまとめて終わりたいと思います。

【地域通貨を活用するメリット】 

  •  地域経済の循環が生まれる
  • 独自で価値を決めることができる
  • 地域貢献の意識が高まる
  • 子どもでも地域通貨のやり取りができる。

【地域通貨を活用するデメリット】 

  • 利用できる場所が限られる
  • 導入資金が必要(規模による)
  • 子どもが地域通貨を活用することは良いことなのか
  • 貯めても使えなくなる可能性がある。

最後までお読みいただきありがとうございます。

以上、オクユイカ(@Saba0m)でした!

 

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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