「彼らが本気で編むときは」のあらすじと感想。生田斗真がトランスジェンダー役に挑戦。




こんにちは。オクユイカです。

「彼らは本気で編むときは、」の映画をやっと見たよ~!!

この映画はトランスジェンダーのリンコ(生田斗真)とパートナーのマキオ(桐谷健太)、そして母親に置き去りにされたトモ(柿原りんか)の不思議な共同生活を描いたもの。

生田斗真さんがトランスジェンダーのリンコ役をどう演じるのだろう?と気になっていたけど、生田斗真さんが演じていることを忘れてしまうくらい見入ってしまいました。

本当によい映画でした。見てよかった。もっと早く見とけばよかった。笑

監督と脚本はかもめ食堂の監督でもある荻上直子さん。

「彼らは本気で編むときは、」のあらすじ


小学生のトモは、母ヒロミ(ミムラ)と二人暮らし。母ヒロミは恋人ができると子どもを置いて、男の人についていってしまうような人。

ある日、ヒロミがまたもや育児放棄をして男の人を追い姿を消してしまいます。

ひとりきりになってしまったトモは、いつものようにリュックに荷物をつめこみ、叔父であるマキオの家に向かいました。

そのマキオの家にいたのがトランスジェンダーのリンコさん(生田斗真)。

 

そのままリンコさんとマキオさんと一緒に暮らすことになったトモ。

手作りの料理や、目のついたかわいいタコさんウィンナー入りのお弁当。コンビニのオニギリばっかりだったトモにとっては初めてづくし!

トランスジェンダーであるリンコさんに違和感を少し抱きながらも、リンコさんの愛情に触れて、家庭のぬくもりを感じることで、トモの凍りついた心も次第にほどけていき、

その姿にリンコさんも愛おしさを感じ始めます。

毎朝、トモの髪を結うリンコさん。ゲームの出しっぱなしを注意するリンコさんにふざけた態度で応じるトモ。

二人のやりとりは、親子そのもの。

そんなあたたかい日々の中、突然トモの母ヒロミが帰ってくる・・・。

 

リンコさんがトランスジェンダーであることで、「変態家族」といじめられたり、「本物の女じゃない」と言われたり様々なことが降りかかりるのですが、それを乗り越えていく家族の姿を描いています。

 

また、トランスジェンダーであることの問題だけでなく、同性が好きになって苦しむ男の子の葛藤、子育てをうまくできない親などなど

主人公ひとりひとりの心の動きが痛いほど伝わる映画でした。

最後にどうなるのかのネタバレはしないでおきますが、心に残った言葉だけ・・。

トモがマキオになれそめを聞いた時の言葉

元は男の人だってわかった時はものすごく戸惑ったけど、好きになってしまった気持ちはどうしようもなかったんだ。

リンコさんのような心の人に惚れちゃったらね、もう、後の色々なことはどうでもいいんだよ。

男とか女とか、そういうことも、もはや関係ないんだ。

多分、この映画を見たら「男とか女とか関係ない」っていう気持ちが生まれてくると思う。

それにしても生田斗真さんのリンコ役、違和感がなかったーーー!!!

彼らは本気で編むときはのキャスト

画像引用:彼らが本気で編むときは公式HP

リンコ:生田斗真

マキオ:桐谷健太

トモ:柿原りんか

トモの母親:ミムラ

トモの同級生カイ:込江海翔

カイの母:小池栄子

その他:りりィ/田中美佐子/柏原収史/門脇麦



「彼らが本気で編むときは、」を見た人の感想

DVDを見た人の感想が、Amazonのレビューにあったので引用します。

生田斗真が本当にキレイで、なおかつ自然な佇まいですっかり感情移入してしまいました。
荻上監督の作品は観終わった後、じーんと余韻が残ってほっこりします。

 

中盤からずっとうっすら泣いてみてました ぼろぼろでも大感動でわっと泣くのでなく
じー・・わ ふき じー・・わ ふき
みたいな そういう雰囲気な映画でした
生田斗真の女性姿目当てで見始めたんですが もうりん子さんが生田斗真であることを忘れます
すごくきれいな女性で むくわれないものもあるけれどりん子さんにはマキオがいてよかったなぁと
EDみながら思っていました…

 

癒されました。心が温かくなる映画でした。イライラする様な事があった時に思い出して、グッと堪える事も大事だなぁ、、、と思えるようになりました。

 

映画館で観た時もしみじみ感動しましたが、DVDで繰り返し観るたび新たなところで感じいるところを発見します。
荻上直子さんの作品はどれも大好きですが、ベスト1かもしれません!

 

よかった。考えてしまう重さがあるのかと思っていたけど、逆にこのテーマで軽く感じることに驚いた。雰囲気がすごく好きな作品でした。泣けてそして笑える。

 

生田さんの演じられた役は素晴らしいです。不快に思えたりはなく、目を逸らしたいとは思わず、気づくとずっと見ていました。女性の部分を強調したりすることなく、内に入っているような気がしました。若い学生にも見せたら考え方も変わるかと。

 

生田斗真さんのコメントが素晴らしい!

トランスジェンダーのリンコ役を演じた生田斗真さんのコメントを読んだら、もう一回見たくなりました。

リンコを演じてみてご感想は?

二度と来ない役だという思いでやらせていただきました。脚本もとてもおもしろく、またその物語は、リンコという役を僕がきちんと乗りこなせるかどうかで変わってくる、僕次第だと感じました。

マキオ役の桐谷くんとも話していたんですけど、ターニングポイントになるんじゃないか、何かが変わるきっかけになるんじゃないかと思いながらやっていました。

俳優としてお仕事を続けてきて、こんなに難しい役と出会ったことはありません。本当に大変でした。

こんなに悩むんだ、こんなにお芝居って難しかったんだと、改めて思いましたし、もっともっと頑張らなきゃいけないと痛感しました。引用:彼らが本気で編むときは公式HP

 

撮影前にトランスジェンダーの女性に話を聞いたり、トランスジェンダーの友人に会って話をしたそう。

リンコを演じて、何か影響はありましたか?

影響しかないですよ(笑)。

コップを持つ手や、座るときのラインを気にしたり、内股になっていたりとか、いっぱいありました。でもそうじゃなきゃ、演じられなかったと思います。

でも、考え方として大きな変化はありません。

もともと僕にとってはトランスジェンダーの方も、ゲイの方も、レズビアンの方も身近な存在だったので。

ただ、きっと世の中的には多くの問題や課題があると思いますし、この作品を通していろんな愛の形を伝えることができるのは嬉しいと思いました。そして同時に責任も感じました。

引用:彼らが本気で編むときは公式HP

「もともと身近な存在だった」というコメントが嬉しいなぁ・・・。

どこでレンタルできるの?動画が見れるの?

オンラインで動画がみれるところを探したところ、無しでした・・・。

DVDは既に発売されているので、Amazon等で購入はできますが4000円以上するので高いかなぁ。。。

レンタルショップでレンタルをするのも良いのですが、私が住む田舎にはTSUTAYAがありません。笑 というわけで宅配レンタル!!TSUTAYADISCASでDVDの宅配レンタルをしてみました。

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切なくも心あったまる映画

性別って関係ないなぁ~と自然と思わせてくれる映画でした。

LGBTを誇張するような映画ではないから見やすかったのかも。

こてこてのLGBTの映画って見にくかったり避けたりしちゃうんだけど

「彼らが本気で編むときは、」では当たり前の日常が映し出されてて・・。描き方が自然なんですよね!

ぜひ、いろいろな方に見てほしい映画です。

ではでは、オクユイカ(@Saba0m)でした。

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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