こんにちは。オクユイカです。
振り込め詐欺とかオレオレ詐欺ってどんなイメージがありますか?
例えば、オレオレ詐欺。息子を装って「もしもし、オレだけど・・・」と電話をかけてくる詐欺。
なんで自分の家族の声なのにわからないの??何千万も支払うなんてありえない!って思う人が大半だと思います。
それなのに、特殊詐欺被害者は後を絶ちません。
オレオレ詐欺、架空請求詐欺、還付金等の詐欺のこと
認知症の方を狙っているのかな??とかすごく思っていたんですけど、そうでもないようなんですよね・・。
ある高齢者の集いに参加した時に、「岡の里劇団」という警察官が詐欺の被害を防ぐ目的で作られた劇団が、どうやって騙されるのか?というのを劇で再現してくれました。
それを見ていたら
なるほど!!私も騙されるかも!!?
と思うくらい詐欺が作り込まれていることがわかったので、詐欺被害を防ぐことを願って、その劇の内容を書き出したいとおもいます。
こんな方法があるんだ〜って、軽く知っておくだけでも詐欺被害防止に繋がります。
目次
振り込め詐欺等の特殊詐欺の被害額は186億円
『平成29年上半期における特殊詐欺認知・検挙状況等について』によると、
認知件数は8,863件(前年同期比+2,421件、+37.6%)で、前年から増加。
被 害額は186.8億円(-13.1億円、-6.5%)と昨年に引き続き減少したものの、依 然として高水準。
既遂1件当たりの被害額は、224.1万円。。。。
高齢者(65歳以上)被害の特殊詐欺の件数は6,376件で、その割合(高齢者率)は71.9%。高齢者の被害防止が引き続き 課題。
類型別では、オレオレ詐欺(95.9%)、還付金等詐欺(95.0%)で、高齢者 率が9割以上に上る。 ○
架空請求詐欺、融資保証金詐欺は、高齢者以外の年齢層にも被害が見られる。
やっぱり狙われやすいのは高齢者。警察官の話を聞いて感じたのは、情報弱者、知的障害等の方も騙されてしまうなぁ・・・という印象を受けました。
それにしても186億ってねぇ。泣
振り込め詐欺の手口とは
今回、警察官が作った岡の里劇団の皆様が演じてくださったのが、市役所などの行政機関の職員を装い、医療費や保険料を還付するとだまし、ATMからお金を振り込ませる還付金詐欺。
『還付金があり、手続きをすればお金が戻ってくる』という詐欺。
今の時代、個人情報なんてないようなもの。
入院患者リストを手に入れた犯人は、詐欺をするために電話をかけます
・・・・・・・・。
〜銀行へ〜
女性社員がいないので、携帯電話で教えられていた電話番号にかけてみる。
(犯人は残高が13563221円あることの確認)
得をしたと思っている臼田さんですが、全財産である13563221円を詐欺の犯人たちに取られてしまいました・・・。
なぜ、騙されてしまったのか
なぜ騙されたのかを書き出してみると
- 市役所等の行政の者=信頼できるという思い込み。
- 犯人がグルになってうまく役割分担をしている。
- 振込みの際に「あなたに還付金を振り込むので、「振込」のボタンをおしてください」と言っている
- 「今日中に・・」というようにして判断時間を短くし、正しい判断をできなくさせている。
ATMの使い方を知らない方は言われた通りにしてしまうかもしれませんね。
・・・・もし私がATMの使い方を知らなかったら、騙されていたわ〜・・・
詐欺を防ぐ方法
詐欺を防ぐ方法は、そのような詐欺があるということを知っておくこと。
岡の里劇団の目的も、特殊詐欺のことを市民の方に知ってもらうということだそうです。
詐欺被害を防ぐ為につくられたキャラクター、「はらワンだ警部補」も会場にきていて、最後にみんなでこう唱えました。
『ちょっと待て!詐欺の電話だぼく払ワン!』
また、「役場等の公的機関は電話口でお金が動くような話はしない」ということを、私たちが身近な高齢の方等に伝えるだけでも詐欺を回避することに繋がりますよね。
詐欺で月給3億稼いでいた男が赤裸々に詐欺の実態を語った本
過去に「オレオレ詐欺の帝王」と呼ばれていた“本藤彰”と名乗る者が、作家・溝口敦氏に詐欺の実態を赤裸々に語った『詐欺の帝王 (文春新書)』という本がある。
数年前の記事ですが本藤さんのインタビューが掲載されているのを見つけました・・・。
大学時代から、イベントサークルをまとめて合同イベントを企画したりして、1回のイベントで80万儲けるなんてこともしていたとのこと。
大学卒業後に広告代理店で一度働くが、ある事件との関与を疑われて左遷。それをきっかけに学生時代に蓄えていた資金で始めた仕事が・・・・
本藤:トバシのケータイと匿名の銀行口座、多重債務者の名簿の“三種の神器”を片手に、ヤミ金を開業しました。
最初は6人ぐらいのチームで月の売り上げが800万円くらいと苦戦していましたが、翌月からは大きく売り上げを伸ばし、ピーク時には1店での貸付残高が1億円。
ヒラの店員にも月給50万円を支払ってもまだ利益が出ていました。
――本藤氏自身の給料は?
本藤:最終的には300店舗、従業員は1300人になりましたね。
新人の「ヒラ店員」で月給40万円から、その上が「番頭」(店長補佐)で月給200万~300万円、「店長」は700万~800万円。
その上が「統括」で月給1000万円、さらにその上が「総括」で月給5000万円が基本でした。その上となると「社長」で1億5000万~2億円、そして私の側近は月給2億~3億円、私は最低でも月給2億~3億円でしたね。
――ヤミ金をはじめ、本藤氏はこれまでどのような詐欺を行ってきたのですか?
本藤:オレオレ詐欺の草創期に荒稼ぎしただけでなく、ワンクリック詐欺、未公開株詐欺、社債詐欺、そしてイラク・ディナール詐欺と、さまざまな詐欺を行ってきました。 引用:“オレオレ詐欺の帝王”が詐欺の実態を語る理由「世間の誤解を解きたい」
まじか・・・・。まじか・・・・!!
一体どういう気持ちなんだろう・・・。人から騙した→その裏に苦しい生活になってしまった人が居る というのが見えないのでしょうか・・・。
麻痺してるのかなぁ・・・私にはわからない感覚。
詐欺の実態を本に語ったのは以下のような理由があるとのこと
本藤:贖罪や罪滅ぼしという思いと、警鐘を鳴らしたいという思いがあります。
私がかつて、「詐欺グループに入りたい」と言っていた若者たちを受け入れたのは、短期間でお金を貯めて「不動産をやる」とか「飲食店をやりたい」といった人たちの後押しをしたかったから。
しかし、詐欺はヘタに稼げてしまうので、いまだに足を洗っていない後輩が多く、カネ・バクチ・オンナに溺れてしまっている。
私は、後輩たちを売ることもできないけど、守ってあげることもできない。詭弁に聞こえるかもしれませんが、汗水流して働いたお金は無駄遣いしない。
こういう仕事は長くは続けられないから、早く引退して全うな生活をしてもらいたいですね。引用:“オレオレ詐欺の帝王”が詐欺の実態を語る理由「世間の誤解を解きたい」
なんだかもやっとするこの感じはなんなんだろう。
私は、じーちゃんばーちゃんが大好きです。知的に障がいがあって理解力の面で人より劣っている仲間がいます。
そんな方々がカモになっているって考えると、悔しい〜。
詐欺グループも頭がいいので中々なくならないんでしょうね・・・せめて身の回りの方が詐欺被害に遭わないように注意していこうと思う!
いやいやいや、、私も詐欺に遭わないように気をつけなきゃ。笑
いつも、パートナーに
と、言われているのでね・・・・ではでは。オクユイカ(@Saba0m)でした。