こんにちは。オクユイカ(@Saba0m)です。
発達障害のある方の悩みの一つが「仕事」についてではないでしょうか。
自分に合う働き方や仕事内容を見つけることができるか?職場の人間関係は良いか?
などによって継続ができるか否かが決まってきます。
この記事は
- 発達障がいのある方の仕事の選び方や就労の種類について
- 発達障がいのある方の仕事の探し方
- その際のポイント
等ついて書いています。
目次
発達障害のある方の仕事の選び方。フリーランスも視野に入れる時代に。
障がいのある方が、仕事をしようと思った時には、大きく
- 一般就労
- 特例子会社
- 福祉的就労
- フリーランス(自営業)
の4つにわけることができます。
その中から無理のない選択ができたらいいですね。
今は自営業・フリーランスとしての活躍の機会もありますよ!
以下では就労の種類について書いています。仕事選びの参考になると嬉しいです。
発達障害のある方の一般就労
一般就労が一番良いとされる雰囲気のある世の中ですが、私自身はそうは思わないという前提を置いて話をすすめていきます。
特別支援学校の高等部でも、一般就労に何人行ったのかがステータスになる傾向があります。
一般就労とは、障害のある方であってもない方と同じ条件で働くこと。
給料も同じ。勤務時間なども同じです。
また、一般就労の障害者雇用枠というものもあります。
こちらは、障害者手帳を持つ者が応募できます。
障害者であることが前提としてあるため、その人の特性や体調等に合わせた働き方や仕事内容に配慮して働くことができます。
ただし、一般就労と比べて給料が下がる可能性もあります。
また、雇用形態も様々。
期間の定めのないフルタイムの「正規雇用(正社員)」それ以外の「非正規雇用(パートタイムや契約社員)」、派遣社員などもあります。
特例子会社での就労
従業員50人以上の会社は、従業員全体の2%以上の障害のある方を雇用することが義務づけられています。
特例として、その会社が障害者のための配慮をした子会社を作り、一定の条件を満たしたものが特例子会社です。
その特例子会社で働く障害者の人数は、大元の会社に雇用されているとして障害者雇用率を算定できます。
を見ると、名の知れた大企業が多いです。
県によって特例子会社の数が異なり、少ない県だと1社のみ。東京都だと143社もありました。
特例子会社は、障害特性に応じた配慮を受けながら働くことが可能です。
福祉的就労での就労
福祉的就労とは、特性や体調に応じた支援を受けながら就労すること。
- 就労継続支援A型
- 就労継続支援B型
があります。
就労継続A型は、B型に比べると一般就労に近いです。
就労継続A型は、事業所と雇用関係を結び、最低賃金以上の給料を貰うことができます。
雇用関係とは、労働者が会社側に対し労働に従事する事を約束し、会社側はその労働に対してお給料を払うという関係のこと。
就労継続B型は、体調面や障害特性等により、雇用関係を結ぶ就労が難しい方を対象にした就労の形です。
サポートを受けながら働きますが、その日の体調などによってお休みすることも可能です。
給料ではなく、生産物に対する成果報酬としての「工賃」が支払われます。
工賃の全国平均は1万5000円程。
【就労移行支援について】
福祉的就労について調べていると「就労移行支援」という言葉を目にすることがあるかと思いますが
これは一般就労を目指す障がいのある方を対象に、仕事をする上での知識やスキルの向上のためのサポートを行うものです。
基本的に、サポート期間は2年以内という期限があります。
フリーランス・自営業をする。
もしかしたら、一昔前では考えにくかったかもしれませんが、自分で生計を立てるということも一つの方法です。
ハードルは高いかもしれませんが、実際にフリーランスとして活躍されている方もいます。
イラストを描くのが得意であったり、物を作るのが得意な方は、ココナラで
自分のスキルを売るということができます。誰かの相談に乗ることでそれがお金になることも。
ライターやウェブデザインやプログラミング等であればCrowdWorks(クラウドワークス)で仕事を探し、自宅で作業することができます。
「名前を募集!」等の簡単な作業もあるので、仕事募集の内容を見てみるとよいかも。
実は私もクラウドワークスを試したことがあって「介護についての記事」を書いてお金をいただいたことがあります(^^)
内職よりは金額が良いです。
また、ブログやYOUTUBEをするのも、のめり込むほど力を注げば仕事になる可能性もあります。
ちなみに、障害があるけれどもブロガーとして活躍している方をちょっと紹介
- うつ病経験者であるほっしーさん→ほっしーのメンタルハック
- 頸椎損傷で寝たきりのわいひらさんが運営のブログ→寝ログ
- ADHDでコンサータ72ミリを服用されている借金玉さん→発達障害就労日誌
合う・合わないはあると思いますが、文章を書くことが苦にならない・むしろ好き!という方にはいいかも。
あと、仕事になるかはさておき、自分のことを文章にすることは、自分自身を振り返られるいい機会になりますよ。
発達障害のある方の仕事の探し方・見つけ方
次に、どこでどう仕事を見つければよいのか?について書きたいと思います。
一般就労をするのか福祉就労をするのか、自営をするかによって探し方は異なります。
ハローワークにて求人案内を探す。
ハローワークでは、障害のある方向けに、専門の職員や相談員を配置しており、
求人申し込みから就職後のアフターケアまでの職業紹介・就業指導などを行っています。
障害者に限定した求人だけでなく、一般の求人に応募することも可能。
ただ、良い対応をしてもらえなかったという声も聞いたことがあります。
よい「専門の職員」や「相談員」に当たるかどうかに左右されるような気がします。
障害者就職面接会に参加する。
行政などが実施をしている「障害者就職面接会」に参加するという方法もあり。
企業のブースを周り説明を聞くことができたり面接も実施される場合もあります。
効率よく様々な企業の話を聞くのには活用できそうですね。
デメリットとしては、短時間で多くの情報が入ること。
きつい人にはキツイかもしれません。
障がいのある方専用のオンライン就職・転職サイトを使う。
インターネットの時代、オンラインを活用するのもひとつの手です。
例えば、アットジーピー【atGP】という大手の障がい者の総合就職・転職サイト。
無料の転職支援サービスというのを行っています。
転職支援サービスとは、専任のアドバイザーが、直接ご面談した上で
- 非公開求人の紹介
- 書類の作成方法
- 就職・転職活動の進め方などの個別相談
- 面接の対策
などを総合的にサポートしてくれる心強いサービスです。
「発達障害の方必見!遅刻を回避するコツ」
「ASD(自閉症スペクトラム)の方にあった仕事、働き方とは」
「統合失調症と上手につきあうための働き方と環境選びのポイント」
という記事もありました。
実際に求人検索をしてみると、求人の絞り込みをする項目に「障がい者配慮」というものが・・・!!
発達障害のある方で、電話応対が苦手な方や朝がどうしても起きることができない方って少なくないと思います。
就業時間の配慮が欲しい方など、予め、配慮がありますと記載がある企業だと
ほっとしますよね。
就職に関するサポートだけでなく、オンラインで求人も自宅でゆっくりさがすことができる点は
かなり有難いサービス。
福祉的就労であれば市役所に。
福祉的就労を希望する場合は市役所の障害福祉課に行き、話を聞きましょう。
障害者の就労に関する情報や、事業所を紹介してもらえます。
自分で仕事をつくっていく場合
自分で仕事を得たりサイト運営をする等の、在宅ワーク。
特技がある方、夢中になって取り組めることがある方は自分で仕事をつくっていくという視点もあると良いです。
ココナラや、CrowdWorks(クラウドワークス)を活用してみましょう。
ブログ運営に関しては、独学になってしまいますが。
また、Webスキルをいちから学び、その後在宅ワークに繋げたいという方はWebスキルのパーソナルジム【WebCamp】
とかもあります。
無料体験もできるので、興味がある方は試してみてはいかがでしょうか。
ピタッと合う人には合うはず。
少し、私の昔話をさせてください。
20代前半の時に、バイクで日本一周をしたことがあるのですが、兵庫県の明石市の駅で、ある30代の男性と出会いました。
その人は自ら、自分は障害があることを話しながら手帳を見せてくれたんですよね。
で、仕事は何をしているのかと尋ねると
「お祭りとかで、出店をしたり、シイタケを作って売ったりしている」と。
そして続けてこう言いました。
「雇ってもらえないから、生きていくために自分で仕事をやっているんだよ」って。
すごいなぁ・・・・自分にはできないなぁ・・・・って当時は思った記憶があります。
当時より、今の方が自分で仕事を作りやすくなったのではないかなと思います。
無理をせず、自分に合う働き方を。働き方の工夫は大切。
「障害」と一括りにしても、障がいの種類も違えば、程度や特性も異なります。
一般就労が良いように思われますが、私はそうは思っていません(個人的な意見ですが・・・)
ただし、給料の額が魅力的であったり、ほかの人と同じように働くことができるということが自信に繋がることもありますよね。
一般就労を試してみて上手くいかないようであれば、特例子会社への就職。
福祉的就労も考える等柔軟に対応したらよいと思います。
また、一般就労でも企業によって働きやすさは異なる!
これは障害の有無に関わらずぶつかる課題かなぁと。
一か所での人間関係などの失敗で「一般就労は無理」だと諦める必要も無いと思います(^^)
怒られたり怒鳴られたり、なんでできないんだと咎められたりした経験がある方も多いはず。
理解のある職場を見つけること。
それと同時に、自分なりの仕事術を見つけていくことも後々、楽になります。
先ほど紹介した借金玉さんは、実は有名な方で、こんな本も出されています。
また、企業もこれから特性に応じて配慮してくれる場所も増えていくと思いますね。
それって発達障害のある方だけでなく誰にとっても働きやすい職場づくりになっていくのだと思っています。
発達障害の方のことを考えてのルールらしいんだけど障害の有無に限らず普通のルールにしたらよくないかこれ。 pic.twitter.com/guOaFJVeuj
— 鈴木祐介 (@7_color_world) 2018年11月27日
そんな社会になることを期待しながら、書くのを終わりにしようと思います。
以上!オクユイカ(@Saba0m)でした。
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