こんにちは。オクユイカ(@Saba0m)です。
先日大分合同新聞にも掲載されていた「LGBT啓発マンガ」が完成しました!(こう書くとお堅く感じちゃうけどよみやすいマンガ。
大分県内の中学1年生、高校1年生には全員配布。県内のローソンでも置かれるとのこと。
許可をいただいて、そのマンガをこの記事の中でもマンガを全部公開して読めるようにしました!
興味がある方は読み進めてくださると嬉しいです♪
目次
大分県人権同和対策課がLGBTに関する漫画を作成
大分県人権同和対策課の担当者さんから声がかかったのが昨年6月くらい。
ちょうど大阪から大分に戻ってきた時で「漫画を作ろうと思っているから協力してもらえないでしょうか」という話でした。
原案協力者として、一緒にLGBTサポートチーム ココカラ!を運営している大住珊士(トランスジェンダー)、APUcolorsの元代表の乙永(おとえ)くん(ゲイ)、そしてオクユイカ(レズビアン)が参加。
担当者さんと漫画家さんと私たちが話し合い、ラインでも意見を交わしながらやりとりをすすめました。
漫画家は、別府在住の平田京子さん。こーんな漫画を描いている有名漫画家さんです。
名字が違ったのですぐには気が付かなかったのですが、”別府市在住の漫画家さん”ということで胸がざわざわしました(笑)
まさかでしたーーーー!
※許可をいただいたものを掲載左上が漫画家の平田京子さん。
実は、教員一年目の時、初めて持ったクラスの保護者の方。
途中で転校しちゃったので、4か月くらいのお付き合いだったのですが、連絡帳にいつも可愛いストーリーを漫画で書いてくれていてほっこりしてたんだよね・・。
あれから何年ですか・・・5年ですか・・・・。
大きくなった教え子とも(教えれていない。沢山学ばせてもらいました!)と別府高架下の平田京子さんのお店で再会。
まさかの、かつての保護者様に自分のセクシュアリティや初恋のことをつらつらと話すなんて(恥ずかしい)
一体どうやって描くのだろう??
3人の話をどうやって一つの話にまとめるの?!
ページ数は限られているから薄い内容になるんじゃないの?!
と不思議に思っていたけれど、そんなことはなくて!!
どこかの立場に偏って描かれていなくて、LGBTとかそんなんを通り越して、
「みんなそれぞれいろいろあるんだな」「みんなちがっていいんだな」
って感じさせてくれる漫画です。
『りんごの色~LGBTを知っていますか~』
あとがき
大住珊士(おおすみ・さんじ)/原案協力者)
【プロフィール】日田市在住。会社員。。トランスジェンダー。07年、セクシュアリティに関する講演活動を開始。「伝書鳩の会」代表。「LGBTサポートチーム ココカラ!」共同代表。
【メッセージ】性同一性障害・性的少数者・LGBT・SOGI、時代の変化に伴い様々な形で、セクシュアリティが人権として取り上げられるようになってきました。この冊子を通じて、「LGBTの人」や「そういう人たち」というふうに別枠に括るのではなく、それぞれの違いについて学び、全ての人が自分自身のセクシュアリティについて考え、それを大切にしてもらえたらと思います。
奥 結香(おく・ゆいか)/原案協力者)
【プロフィール】竹田市在住。竹田市地域おこし協力隊として地域福祉に関わる活動sをしている。「虹色おおいた」代表、「LGBTサポートチームココカラ!」の共同代表として県内で講演活動等を行っている。
【メッセ―ジ】同性に惹かれている自分に気が付いた時に、「それでもいいんだよ」そんな誰かからの一言があれば、きっと長い間1人で悩むこともなかったと思います。だからこそ「それでもいいんだよ」「一人じゃないよ」ということを、今、悩んでいる人に伝えたいです。世の中にある偏見が少しでもなくなるように。
鈴木乙永(すずき・おとえ/原案協力者)
【プロフィール】別府市在住。立命館アジア太平洋大学(APU)3年。「APU Colors」元代表。
【メッセージ】「自分ってどういう人間なんだろう」と悩み始める中で、この冊子が役に立てればと思い協力させていただきました。世界には色んな人達がいるという当たり前の事を受け入れることができたなら、「少数者」と「多数者」の境は無くなり、その先の景色を一緒にみることができると思います。
平田京子(ひらた・きょうこ/作画・ストーリー構成)
【プロフィール】漫画家。別府駅北高架商店街、着物と雑貨の店「てんてん別府」店主。1994年講談社よりデビュー。代表作「ハケンの品格」等。
【メッセージ】この仕事に関わらせていただくまで、恥ずかしながら「LGBT]という言葉を知りませんでした。取材を通していろんな方の話を伺い、学ぶことが多くありました。みんなが楽しく自分らしく生きる事のできる世の中になっていけば良いなと願っています。今苦しんでいるあなたにこの声が届きますように。
ダウンロード・印刷したい場合は大分県のホームページから可能です。
おわりに
この漫画、作る過程から関わらせていただいていたからある程度の内容も知っていたんだけど、実際に手に取ると最後まで読めなかった。
というのも、自分の初恋を思い出しちゃって。。。笑
勝手に書くね。
中学の時初恋の相手が親友(同性)で、何年も好きでいたんだけど、ある日、違う感情があることへの罪悪感に耐えられなくなって想いを伝えたんです。
すごく好きな癖に「好きだった」って過去形でね!(あるある)
更には、嫌われるのが怖かったから「もう連絡とらない。絶交!」って一方的に言って電話を切り連絡先を消して携帯も変えた。
辛かったけど、辛かったけどそれでいいんだと思ってた。
だけど、一年後かな?何かきっかけで、その子とまた繋がって…
親友は電話の向こうで「ずっと待ってたんだよ!」って泣きながら色々話してくれた。
その時に、ごめんなさいの気持ちと、『この人のことを好きになれてよかったな』って心から思いました。
っていう当時のことがうまい具合に漫画にも組み込まれているから、改めて漫画を受けとると涙もろいが故に最後まで読めず・・・・笑
※初恋の相手とは今も繋がっていて離れているけど親友です。
「タイトルどうする?」「この言葉は使わない方がいい」等々、マンガ作成グループで色々やり取りが行われました。こんな体験もなかなかできないよねぇ~・・・面白かった!
で、あれだけあっちこっち好き勝手話す私たちの意見を、こんな風にまとめるマンガ家平田京子さん、心の底から尊敬です。
色んな方に読んでもらいたいなって思ったので、ブログにも掲載しましたm(__)m
先日、大分に見えられていたレズビアン的結婚生活の著者増原裕子さんも「とても良い教材になる」とおっしゃっていたそう。
よかったら使ってみてくださいね。
以上!オクユイカ(@Saba0m)でした。
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