「あなたのために」って言うけど、ただのお節介になってない?~一匹のスズメが教えてくれたこと~

こんにちは。オクユイカです。

 

今日はあの時のことを書こうと思う。

私がスズメにしてしまったお節介

あれは中学1年の冬。

学校に行く途中に、足が悪くなって跳べなくなってたスズメがいたんです。

道路側にいたから、車に踏まれたら危ない!!と思って、歩道の端っこにそのスズメを連れて行った。

 

人になれていないスズメはすごく暴れたので、私は心でこう思った。

 

”あなたのためなんだからごめんね、ちょっと我慢してね!”

と。

 

だけど・・・・

そのスズメは・・・

私が移動させたとこから、羽根を一生懸命ばたつかせ・・・・

 

 

(パタパタ・・・)

 

 

 

 

(パタパタパタ・・・)

 

 

 

 

(ぱたたたた・・・・・・)

 

 

 

ひゅーん・・・・

 

 

ああああ!!!!

 

 

コンクリートの蓋をされた排水溝・・・・私の手も入らない隙間。

蓋も重くてあかない。

 

・・・そして、中は水が流れている音が(泣)

 

私は後悔の念に押されました。

その日、私は学校でめちゃくちゃ凹んでました。

 

私が、あの時、そのままにしておけば・・。

 

余計なお節介をしてスズメの命を縮めてしまったんだ。

 

猫のタロウ

マレーシアで協力隊活動をしていた時の事。

活動先の学校に向かう途中、交通量の多い大きな道路をふらつきながら歩いている子猫に出会いました。

今にも車にひかれそうだったので、急いで、車を降ろしてもらい、

猫を一先ず、安全な場所に移動。
・・・で、終わるはずだったのが、子猫は何度、遠いところに連れて行っても私の後をついてくる。

 

仕方なく、しばらくの間、お世話をすることになりました。

 

「なんで、おまえはついてきたんだよ・・・・」

 

心ではそう思いながら。

 

連れて行った病院では、ずっと

 

「ねぇ、本当は近くに母親猫がいたんじゃないかなぁ?」

 

「私、拾っちゃってよかったのかなぁ?」

 

「私が、母ネコとこの子を引き裂いたんじゃないかなぁ・・・?」

 

と、獣医さんに不安を話しかけてた。

スズメのことがあったから、私がこの子猫の人生を変えてしまったんじゃないかって怖かった。

 

それに私は日本に帰るので、飼い主をみつけなければいけませんでした。

どうせ離れちゃうんだから、愛着がわかないように名前をつけないようにして、一緒に家に居ても距離を取ってた。

だけど、

「今、いっぱい愛情を持っていたら誰からも愛される猫ちゃんになるよ」と猫を飼っている方にいわれて超納得!!

 

いずれ人にお渡しすることも考えてマレーシア人も知っている、ウルトラマンタロウの”タロウ”と命名。

 

餌を食べなかったり、目やにがひどかったり、熱がでたりと、病弱なタロウ君だったので手はかかったkど

 

仕事をしていても、かならーーず、本の上とかキーボードの上にのってきてめっちゃかわいい猫だった。

私は、すっごく可愛がってました。

img_5194

 

タロウ君はいま、新しい飼い主の家で愛情をいっぱいの中で生活をしています。

何かあるとすぐ病院に連れて行ってもらい、ほんと安心。

今の飼い主さんに感謝!

 

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どうなるかなんて、誰にもわからんのよね

スズメのことがあってから、相手のために!と思ってしたことが余計なお世話になることを知っていたから

タロウ君を拾った時には

余計なことをしてしまった!!という気持ちだった。

 

そんな私に、獣医さんが

「ご飯も何日も食べていないようだから、このままだと生きていられなかった」と言ってくれたことで少し安心できた。

 

自分がタロウ君にしたことは間違っていないって思おうとしてるし、今もあれでよかったと思い込もうとしています。

 

だけど・・・やっぱり自分がしたことが正しかったかなんていまだにわかりません。

 

タロウ君を預けた先が、もしかして猫虐待なんてのをしていたら???

 

自分がしたことが、正解かどうか。相手にとってどうなのかなんて、その時は、誰にもわからないよね。

 

スズメや猫に限らず、人間に対してだって、社会に対してだって、

「これ、絶対いいはず!!」って相手の為に思って行動しても、それが何十年後かにどうなるかなんてわからないなぁ・・ってしみじみ思う。

 

・・・これは仕方のないことなのかもしれないですね。

 

一時期は、そんなんだったら私は何もしない方がいいんだ!!それじゃあ山で誰とも関わらずに一人で暮らそう!!

と真面目に思っていたけど、それもなんだか違う。。。

 

そうやって考えた今は

相手を想って行動することが迷惑になるかもしれない。

けれど、そうじゃない場合もあるはず!!って信じて動こうと決めました。

 

そんな中でも

余計なお節介になってないかな?って気を付けたり

”見守る”という意識を大切にすることが大事だな、と思う。

 

相手に”心を添える”

 

誰かが使っていた素敵な表現なんだけれど、これ素敵ですよね。

そうなりたい。

少なくとも、あなたの為に言ってる!だなんて押しつけをするような自分にはなりたくないなぁ。

 

自分で決めるということの大切さ

逆に、他人からのお節介をどうするか??ということも考てみる。

 

きっと、親切心で

「こうしたほうがいいよ!」

「それはやめた方がイイよ!」

「絶対にしちゃダメ!」

そう言ってくる方もいると思います。

 

 

自分のために何か心配して言ってくださっているのだとしたら有り難いこと。

 

だけど、受け取るか受け取らないかはしっかり判断しなければならないと思っています。

 

自分の親であっても、従う必要なんて全くない。

自分の人生をすべて背負ってくれる人なんていないもん(笑)

 

あの人がこう言ったから・・・って後悔したり、

社会がこうだから・・・っていって周りのせいにするくらいなら

 

他の方からのアドバイスに感謝し、取捨選択しながらも、自分という軸をちゃんと持って

自分で判断して自分で行動していくことが大切。

 

きっとそうやって進んでいくと、自分の人生を歩んでいるっていう実感が持てて楽しくなるんじゃないかなって思ってます。

 

あ、最後に。私にアドバイスをくださる方は本当に素敵な方ばかりで、、、もっとアドバイスください!!って思っています。(笑)

 

おわり。
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このブログの運営者
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 おくゆいか 

介護福祉士、NPO法人スタッフ、特別支援学校教員、青年海外協力隊を経て今に至ります。好きなように生きてるアラサーレズビアン。福祉の枠を超えた福祉を作るため勉強中。写真を普通に撮るのが恥ずかしいので、だいたい変顔しています。

<詳しい自己紹介はこちら>

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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