「空気読めない人」がこれからの時代をつくる。

こんにちは。おくゆいかです(@Saba0m).

あなたの周りに「空気が読めない人」っていますか?

少し、周りから浮いてしまうような人ってどこにでもいると思います。

私の周りにもいるし、私自身も、わざと空気を読まない時があります苦笑

だけど、空気を読めない人。空気を読まない人こそこれからの時代に必要なのではないかと思っています。

空気を読むことが「美」とされる日本だからこそ!

KY(空気を読まない人)とは。

 

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KYって何?

K=「空気」、Y=「読めない」で、「空気が読めない」という意味です。

2006年ころから女子高生が使いはじめ、ユーキャンの流行語大賞にもなりました。

当時は「あいつKYだよねぇ~」というような使い方で結構人を馬鹿にするような使い方をされてました。

 

発達障がいのある方を支援する仕事をしてきた私にとって、KYの話を聞くたびにちょっと複雑になるんです。

KY(空気がよめない)ということはアスペルガー症候群の症状の一つだから。

※全員が全員、アスペルガー症候群というわけではないです。

自分の話ばかりで相手の話を聞かない、場の空気を読まずに発言する等々・・・・。

空気を読めないことは性格ではなく脳の仕組みだから、それを馬鹿にする様子は見ていられない時があります。

空気を読むことは、時にマイナスになる。

過去ほどKYという言葉は流行っていませんが、私はKYって今の時代に必要だと思っています。

(※KYという単語を悪い意味で使ってません)

なぜそう思うのかというと、今の日本には

空気を読みすぎて自分を表現できなかったり、周りからどう見られるかを恐れて縮こまっている人が多すぎると思うから。

空気を読むのは日本人の良いところでもあると思うのですが、読みすぎることでキツくなる人も中にはいませんか?

私はそうなる一人。

空気読まないでバンバン発言したり、好きなことを楽しそうにやってる人のことを羨ましくなる時期もありました。

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空気を読まないことで新しい視点が生まれる!

私は仕事で発達障害のあるお子さんと関わる機会が多いのですが、子どもたちって、時々、ものすごい面白い発想をしたり、びっくりするような発言をするんです。

特に脳の仕組みが少し違う発達障がいのお子さんの発想にはハッとされられることも多いです。

 

「うわぁあああ、そんな考え方するんだ?!おもしろい!!天才!」って思う。

 

斬新で新鮮でおもしろい。

ある自閉症と診断されてた教え子の話を少し書かせてください。

その子は、1年生で入学した時の絵は空想の世界を思いっきり描いてた。

天空の城ラピュタのような不思議でワクワクがどんどん広がるような絵。

その子のワールドがそれらの絵にはこもってた。

 

それが学校の中で集団生活を学び、規則に従って動いていくうちに現実的な絵を描くようになったんです。

 

…これを成長と捉えて良いのか、私が彼女の才能を潰す存在になってないか?ってめちゃくちゃ考えました。

 

その教え子から学んだこと・・・。

それは、障害があるとか無いとかに関係なく、わたしたちは大抵の人が歳をとるにつれて、社会の常識や固定観念が染みついて社会の中の自分という存在が出来上がっていくのではないでしょうか。

その結果、自分の判断基準ががちがちになっていたり、空気を読んで行動するようになってる。

だからこそ、「嫌なものは嫌」とはっきり言う姿や、空気を読まないからこそ産まれる新しい発想を持っている人をみると、物凄く素敵に思うときがあります。

 

意識をして「空気を読まない」ことも大切

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K(空気)Y(読まない)力。

あえて、空気を読まないということが大事だと考えてます。

空気を読むということはその場の雰囲気に周りを合わせるということ。

一人一人違う人間なのに同じ方向に全員で行進してくのってちょっと奇妙です。

 

社会の空気を読んで進むことが当たり前になっていると、既存の社会の枠の中でしか物事を見られなくなる。

決められたルールを疑わず、従ってしまう真面目な日本人だからこそ、自分自身を守るために意識的KY力が大切だと思うようになりました。

 

「これ、本当に正しいの?」

「雰囲気に流されてない?自分の考えはどこ??」

 

空気を読みすぎて苦しくなるんだったら、思い切って空気を読まない!という選択もありです。

 

私は空気を敢えて読まないで違う視点から物事を見るということをしていきたいって思います

 

  • 変なことをしている人を見ると批判する社会。
  • 少数派(マイノリティ)を排除しようとする社会

 

そんな「異」を認め合わない社会ってつまんなくないですか?

 

学校現場で「個を生かす」と言われた時期があったんですけど、結局、集団から大幅にズレてしまう児童は煩わしく思われちゃうんです。

先生は先生で、多くの児童と関わっていく必要があるので、先生が悪いだなんて決して思っていないんだけれども・・・

これからもっと、「異」があることが面白い!って言われるようなそんな日本になりますよーに!

以上、オクユイカ(@Saba0m).でした!

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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