こんにちは。オクユイカ(@Saba0m)です。
私は女性として女性が好きな「レズビアン」というものに分類されます。
このブログの中でも、「ゲイ」「レズビアン」「トランスジェンダー」などと言った言葉を使っているんだけど、本当のところは
言葉を使うのは嫌。
でも使わないと伝えられないから使っているという現状がある。
私はいわゆる「レズビアン」なんだけど、やっぱりなんだか違うな・・っていうことを感じるので感じたままにブログに書きます。
セクシュアリティの大量生産化がおきている?!
最近、『新種セクシャリティ「デミセクシャル(半性愛)が確認される!』
という記事を読んだ。宇宙人発見みたいなタイトルだな!と思いながら。。。笑
・パンセクシュアル(全性愛) ・Aセクシュアル ・ノンセクシュアル・ Xジェンダー・クエスチョニング...デミセクシュアル?!
金太郎あめ状態やぁああ~!!
一つ一つのわずかな違いを見つけ出し、ひとつひとつに名前をつけているようなもので、
細く切れば切るほど、数が増える。そんなような気がしているんだよね。
私は「レズビアン」とはちょっと違うんだ。
これまで色々な場面で使っていた「レズビアン」という言葉。
ブログを始めたころに「レズビアン」という単語を使いまくって抵抗をなくすという実験をしてました。
レズビアンレズビアンレズビアン・・・・
レズビアンという言葉に抵抗があったんだけど、自分の予想通り、書けば書くほど抵抗はなくなりました。笑
このページだけでレズビアンって何回言っているんだか(´・ω・`)
まだ、1カ月目!!今度とも飽きずに書き続けることが大切ですね。 引用:【運営報告】一カ月目 みんなレズビアン大好きだった疑惑
散々使ってきたから、今は使うことには抵抗なくなったけど、違和感が消えないまま。
「産まれた瞬間からレズビアンだった♡」という友だちのもいるだけど、やっぱり私は違うわ~。
「女の子が好き」なのではなくて・・・
「好きになる相手の性別がたまたま毎回女の子」
という方がしっくりくる。
だからレズビアンという言葉に違和感が残り続けたままなんだと思います。
しっくりくる言葉がないから、仕方なくレズビアンの分類に入っているだけと言うか・・・。
しっくりくる言葉は必要なのか
じゃあ、しっくりくる言葉が必要なのかどうかって考えた時に
って思いました。
これまでの話と違うじゃないか!って私も思う。あれ?
何でそう思うのかって考えたら、「セクシュアリティはみんな違う」と言いながらも、まだ私の脳みその奥底に
「レズビアン、バイセクシュアル、ゲイ、トランスジェンダー、パンセクシュアル・・・などなど・・・
と、分類するくせが残っているからでしょうね。
だって分類された時に、自分に当てはまる場所がなかったら不安になるよね?!?
たとえ村人4だとしても、たとえ村人4だとしてもっっっ
…名前を呼ばれたらほっとします(保育園のころのリアルな想い出w)
たぶん、この癖じゃないかなって。
「分けられて名前をつけることでの安堵感が欲しいのかも」
そう思います。
カテゴライズ(分類)をしたがる私達
既にわけられている名前の中に自分が当てはまるところがないから、「居場所が欲しい」っていう、ただそれだけのことです。
それにしても、わけたがるよねぇ~~~(もちろん私も含めて)
女性として女性が好きだということを伝えると「男側?」「どっちがどっち?!」と聞かれたことがある人もいると思うけど、これも「カップル=男と女」という固定観念が根底にあるからだし、
そこに当てはめることで納得しやすいからだと思う。
アメリカのFacebookでは「男・女」以外に「全58種類の性別が用意されているけれど、セクシュアリティが一人一人違うのであれば58種類を優に超えるはず。
わければわけるほど、「当てはまらない人」「ちょっと違う」という人が出てきます。
その数だけ、名前をつけて分けたとしても、その言葉の意味を理解できる人はいません。
どんどんカテゴライズして名前をつけて「セクシュアリティ大量生産」。。
そんな横文字カタカナが増えることで「LGBT」「セクシュアルマイノリティ」という言葉を、
もっと難しいものにしてしまうし、どんどん腫れ物に触るように扱われるのではないかと危惧しています。
セクシュアリティは人それぞれ異なるっていうことを伝えていくほうが、手っ取り早いぞ!(言い方悪いけど)
それが浸透して『当たり前』になっていけば「自分に当てはまるセクシュアリティがない」という不安からの居場所探しはなくなるはず・・。
セクシュアリティに関する正しい理解を、まずは学校現場からしていくことが大切!
っていうのが結論。
大分県の津久見小学校という小学校で講演をした時に私はこんなことを書いた。
講演の後、「感想を言いたい人〜」という先生の問いかけに15人ほどが手をあげて、感想を言ってくれました。
「女の子が女の子を好きなことはダメだと思っていたけど、好きになってもいいんだなぁってことが聞けてよかった」
「男の子になりたかった・・・今も男の子がいいなって思うけど、それでいいのだと思った」
「男の人と男の人が結婚してもいいんだと知れて、よかったです」(結婚はできないけれど結婚式をあげている友だちがいる話をした)
と発表する子もいて、少しでも役にたてたのかな?と思った。 引用:【当事者も知らない】LGBTの4つの誤解。
小学生のうちに「そういう人がいるのだ」「おかしいことじゃないんだ」と知るだけでも、悩む人がぐんと減るはず。
セクシュアリティのことで悩む人が一人でも少なくなりますように。
セクシュアリティは自分の一要素にしかすぎないから本来は全面に出すのは変。
でも、一要素にしかすぎないのに、そのせいで自分の人生歩めなくなったり本当の自分が見えなくなったり、自殺する人だっている。
それってめちゃくちゃおかしいよね?
ってのを伝えるために全面にレズビアンを出してる
— オクユイカ (@Saba0m) 2017年12月19日
おわりに。
セクシュアリティを分けるのではなく、「一人一人ちがうんだよ」ということをこれからも伝えていかなきゃなって思うし、
わかりやすく伝えられるように自分磨きもしていかなきゃなって思います。
しばらくは「レズビアン!」と名乗って生きていくんだろうな。
セクシュアリティは、ただの一要素。
ゲイのあの人だって、「あの人」のセクシュアリティが「ゲイ」に分類されるだけ。
レズビアンのあの人だって「あの人」のセクシュアリティが「レズビアン」に分類されるだけ。
パンセクシュアルのあの人だって「あの人」のセクシュアリティが「パンセクシュアル」に分類されるだけ。
カミングアウトすることで、その人を一つの色で塗ったように見てしまうことのないように・・・。そんな世の中になっていけばいいなぁ。
だけど、必ずそうなると思います。なんかわからないけど根拠のない自信です。
以上、オクユイカ(@Saba0m)でした。