言うことを聞かない子どもへの対応法!大人の関わり方次第で子どもは変わる

こんにちは。オクユイカです。

現在、夏休み中の子どもたちをお預かりする事業に携わっています。支援学級・支援学校の児童・生徒と一緒に夏休みを楽しんでいます(^^)

私の役割は子どもたちの支援と活動内容の計画、そして支援についてを他の支援者に伝えていく役割も請け負っています。

夏休みに入って一週間の間に、「こういう時どうするの?」と、他の支援者に聞かれたことを書きたいと思います。

発達障がいのあるお子さんは、ワガママだと思われたり、できない子だと思われてしまうことも多いですが、支援者の関わり方次第でかなり変わりますよ!!

遊びのおわりへの切り替えができない

例1:支援者と使って遊んでいる時、テンションが上がりすぎて遊びを終わることができない。

遊びの時間が終わっても、支援者に遊びを求め続けたり、楽しそうに笑いっぱなしだったり・・・・そんなこともあると思います。

【考えられる要因】

・支援者が意図することが子どもに伝わっていない

・遊びに夢中になっていて周りが見えてない

【支援】

・支援者が落ち着いた表情、冷静な態度になって伝える。

・切り替えが難しい場合は“人の切り替え”をする。

支援者がいくら言葉で伝えても、遊びに夢中になっているお子さんは支援者の言葉も耳に入っていません。

人の表情を見て判断したり、周囲の状況を読み取って自分の行動を変えることへの難しさを抱えている子どもも多いです。

なので、支援者がわかりやすく周囲の状況を伝える必要があるし、支援者も表情を切り替えて冷静に対応することが大切です。

支援者が笑いながら「終わりだって言ってるでしょ~!」って言っても、伝わらないので

支援者の言葉と態度が一致するようにしたほうがよいです!

また、他の支援者に変わるというのも一つの方法です。

“場面の切り替え”という言葉は聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

それと同じで、支援者(人)を変えることで切り替えができることもあります。

特定の支援者との遊びから抜けられない時には、その支援者は離れて別の支援者が対応してもよいと思います。

 

例2:絵本などの一人遊びをやめられずにいる子ども。

「時間だから」と言って、読んでいる本を急に取り上げたり、遊んでいるものを取り上げるのはやめた方がよいです。

怒って泣いたりする子やパニックになることもあるので。

【考えられる要因】

・終わりの時間を知らなかった

・キリが悪いところで支援者が区切った。

・次にすることがわからない

【支援】

・遊びの前に、終わりの時間の確認をする

・キリが良いところまで支援者が遊びに付き合う

・次にすることを伝える(次の活動が好きなものだとサッと切り替えられるはず)

誰でもそうだと思うのですが、大好きな映画のクライマックスでチャンネル変えられたら嫌な気持ちになると思います。

絵本を読んでいる場合は、途中で取り上げるのではなく、まずは支援者も一緒に遊びに入り、最後のページまでみて、「おしまい」まで付き合うこと。

最後まで付き合った後に、「終わったね、絵本を片付けようね」というと片づけることができる子どもが多いです。

絵本を見ることにじっくり付き合うと時間がかかってしまいますが、支援者の焦りが伝わると嫌がられることもあるので、

“じっくり付き合う雰囲気を出しながらもページをめくるスピードをあげる”

が良いかと思います。

 

ただ、「急がなきゃ、大変だ!」という雰囲気を支援者が出すことによって、それにのってくるお子さんもいるので、目の前にいる子どもの特性や性格に合わせて支援することが大事ですね。

 

また、予め、切り替えに時間がかかるということがわかっているのであれば、支援者が、終わりを伝える時間を早める等の工夫をすればよいと思います。

 

 

何回言っても聞いてくれない時はどうしたらよいのか?

「何回も遊びはおわり!って言っても、取り合わないようにしても辞めてくれないんだけどどうしたらいいの?」

そんな質問を受けました。

これも、上記に書いたのと同じく、支援者の意図することが伝わっていないことが要因の一つです。

・言葉が理解できていないのであれば、視覚的支援聴覚的支援(次の活動へ移るための音楽を使う)を活用する。

・表情等でも伝わる様にはっきりと冷静な態度で接する。

・遊びに入る前に、終わりの時間等を伝えておく。

が良いです。

 

一番避けたいのは、子どもの働きかけに根負けしてと遊んでしまうこと。

例えば、支援者が5分間、子どもからの働きかけを取り合わないように(教育的無視)したとします。

ですが、5分後に「わかった、わかった、少しだけだぞ」と働きかけにのっかってしまうと、子どもは

“5分以上働きかければかかわってくれる”  と誤学習してしまい、

その結果、次に同じような場面になった時にも、しつこく働きかけてくるようになってしまいます。

5分でダメなら、もっと働きかければ大人は反応してくれる!だなんて思われてしまったら

どんどんその時間が長くなって支援者も子どもも疲れてしまいますよね・・・。

そのため、今は関わらない と決めたのであれば徹底した方がよいです!

スポンサードリンク



 

注意獲得行動への関わり方。

他のお友達の注目を浴びたくて、おかしなことをしてみたり、支援者の気を引きたくて、汚い言葉を言ったり、物を投げてみたりする子どももいます。(注意獲得行動)

その行動をきちんと注意するということも大事ですが、

 

注意・怒る=「大人の気を引くことができた!」

に繋がり、望ましくない行動を強化してしまう場合もあるので注意です。

 

もしも他者の気を引くためだけに望ましくない行動をしている場合は、その行動は無視した方が良いです。

 

“遊んでいる→物を投げる→大人にかまってもらえる”

こうなると、物を投げる行動が強化されてしまいます。

 

“遊んでいる→物を投げる→誰もかまってくれない”

これだと、問題とされる行動である”物を投げる行動”が減少します。

 

大きな怪我をしたり、他者を傷つけないための対応は必要ですが、過度なかかわりはせずに、行動を無視しつつ、必要なことを淡々とすすめるという態度が必要です。

 

問題とされる行動が減少する前に、消去バーストといって、一時的に行動が増加することがあります。
(上記の例でいえば、今まで得られていた“大人にかまってもらえる”が急に得られなくなると、“あれ?どうしたのかな?”と更に物を投げる行為が強くなって反応を試す等。)

 

そして、同時に心がけたいのが、望ましい行動に対して、褒めたり、認めること!!

 

「〇〇できてるね」と、良い行動を褒めたり、

「〇〇しているね」と、本人がしている行動を言語化することで

大人から見てもらっているんだなと感じることができますよね。

 

悪い言葉を使ったり物を投げたりしなくても、注目してもらえるんだということを感じてもらえることが大切です。

 

支援者で一貫した対応を。

支援者が一貫した対応ができていないと、子どもは混乱します。

これは、子どもに関わるすべての大人のことであり、一事業所だけではありません。

学校、放課後等デイサービス、家庭等、場所が違っても、目指すところは同じ!

子どもの成長を育むことであったり、発達を支援すること。

今回関わっている子どもたちは、夏休みの間だけですが、それでも他機関との連携や情報交換をもっとしたいなぁ・・・と思っています。

関係者同士がバラバラだと、一番困るのは子どもですしね。

 

応用行動分析に関する入門書

上記に書いた内容は応用行動分析(ABA)に基づいているので、興味がある方は読んでみてください。

そして、本に書いてあることは基本的なことだけです。

本に書いてあることを、目の前の子どもに合わせてアレンジするということが大事です(^^)

★次にオススメ

【活用!】上手に褒めると子どもは伸びる!~褒め方の5つのコツ~

2017.03.29

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

スポンサーリンク
このブログの運営者


おく ゆいか。 

介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...

”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、現在はフリーで福祉・教育分野で動いています。

田舎暮らしが憧れ。

レズビアン当事者として大分県内でちょこっと活動中。

コメントを残す