こんにちは。オクユイカ(@Saba0m)です。
竹田でとても面白い人に出会ったので、紹介したいと思います。
竹田市に住んでいる佐藤博治さん(76歳)
結構ぶっとんでます(笑)
長年、大分市内で会社を経営されていて現在は竹田の農村にて奥様と二人暮らしの生活をされている方。
佐藤さん・・・約10年前に脳梗塞で倒れ、右手右足麻痺で動かなくなったところから、その3年後にはホノルルマラソンを完走するという武勇伝をお持ちのかたなんです。
目次
半身麻痺の人がホノルルマラソンを走ることができるのか
何故、佐藤さんが、ホノルルマラソンを走ろうと思ったのか話を聞いてみた。
「命を残していただいた。そのことが有り難い」と感じ、天から「お前にはできる。やってみろ」と言われている様に思ってね。
足が動かないなら足を動かすことをやろう!と思ってホノルルマラソンへの参加を決めたんだよ
目標を決めたのはまだ病院に入院している時。
その目標を達成するために脳梗塞で倒れた後、早い段階からリハビリをする佐藤さんを見た医者が「危ないからやめなさい」と言うので、
部屋にはくるな!と伝えてリハビリを続けたのだそう。
大きな目標を立てたからこそ、その目標に向かってすすむことができたという佐藤さん。
また、毎朝病院内をリハビリをしながら歩き、挨拶運動をしたんだって。
毎日色の違うTシャツを着てね。病院の服はいかにも病人みたいだから絶対に着なかった。気持ちが病人になったらダメだって思っていたから。
そしたら、他の患者さんも「私は緑色の時の服が好きだわ~」と声をかけてくれるようになってね、楽しかったわ~
自分がもしも入院したら ”病院ってこんなものだ” って思っちゃうかも。そういう工夫っていうのはどこででもできるんだな~って思いました。
退院後も、大分の河川敷を歩きリハビリを続けた佐藤さん。
糖尿病も患わっているため、低血糖になったら目の前が真っ暗になることもあるため
ホノルルマラソンに行く!と医者に話した時も「死ぬぞ」と言われたそう。
家族の反対も押し切り、立てた目標通り、3年後にホノルルマラソンに出場。
平均タイムは5~6時間という中、佐藤さんは12時間26分10秒。19070位でゴール!!
これは、ゴールした者だけがもらえるTシャツ。
帰って来た佐藤さんを見て、先生にも「長年現場に立ってきたけれど、自分の方法は間違っていたのかな?とすらまで思う」と仰ったのだそう。
正直なところ、それから7年近くたった今の佐藤さんは右側を引きずってあるいており、初めてお会いした時も”脳梗塞になったのかな~”ってわかるような姿。
とてもじゃないけれどホノルルマラソンを走ったとは信じられませんでした。
”死ぬ”のは怖くないという佐藤さん。昔の話を聞くとかなり破天荒でした。
破天荒な佐藤さん
約4時間お話する中で、驚きのエピソードが沢山でてきました。
昔、農業関係者がアメリカに研修に行く募集があって、一次が書類審査、二次が面接だったんだけど、その情報を知るのが遅くて締め切りに間に合わなかった。
でも、どうしても行きたかった佐藤さんは、書類も送っていないし一次通過をしていないのにも関わらず、直接会場に行って「面接をしてほしい」と頼み込んだのだそう。
もちろん断られたのですが、受付の方と長いことやりとりしていたら、そこに担当者が登場!!
「僕が行かなかったら日本の損失ですよ!」と伝えた結果・・・
面白いやつだと思われて、アメリカ研修の参加が認められたんだって!笑
アメリカでは沢山遊んだんだそう。
その中のエピソードの一つがまたビックリ。
夜11時ごろにヒッチハイクしたら、止まってくれた3人がまさかの強盗犯。ナイフやら銃やら持ち、なんと強盗をする直前だったのだそう・・・。
先ほどから色々お話を伺っていると「怖いもの知らず」な印象を受けますが、その時はさすがに怖いとかありました?
やっぱり・・・・・。笑
話が逸れたので戻ります・・・。
ホノルルマラソンを完走して変わったこと
本当にその通り。
毎日、目が覚めること、毎日ご飯を食べられること、大好きだなって思える友だちや家族がいること。
それだけで日々感謝感謝ですm(__)m
負けず嫌いで、やる時はとことんやるが「努力」だと感じない
リハビリも人より多くされているし、「リュックの方が楽でいいよ~」と周囲に進められても、手のリハビリになるという理由で敢えて重たいバックを手で持っていたのだそう。
ホノルルマラソンも見事に完走。
こんな話を聞いていると、努力家なんだなって思いません?!?
と仰るんです。
そんなことはないでしょー?!と思って色々質問もしたけれど、「がんばったことはない」とのことでした。
・・・すごい・・・。
「きつい」場面があっても、その先の「楽しい」を知っているからがんばれる。
一度、その経験をして突破した人は強いんだよ。あとは現状を自覚して認めることがスタートになるんだよ。
これって、すごくわかる。人それぞれだと思うけれど、私の場合の「きつい」は青年海外協力隊だった。
その「きつい」を乗り越えて「楽しさ」を経験できてからは、自分の中でも”自分次第でなんでもできる”というような想いがうまれたような気がします。
起きる出来事に感情は込めずに、ひたすら淡々と進むだけだなって感じました。
頭で考えることはつまらない。行動しよう。
”悩むことはつまらない。行動することで計り知れないものがうまれるよ” と話す佐藤さんの言葉には重みがありました。
だいたい考えると悪い方向に行ったりリスクを恐れるようになるから、考える前に行動したほうがいい。失敗しても「失敗しちゃった」と学び、次に進められるようになる
佐藤さんがいう「チャンス」っていうのは、決してプラスの出来事のことではありません。
佐藤さんは脳梗塞で倒れて右手右足が不自由になったけれども、それもチャンスと捉えています。何かを学ぶチャンス、日常の有難さに気づかせてくれるチャンス、「命」があることを知らせてくれるチャンス・・・。
今ある「命」に感謝して、前に進む・・・・。すごく素敵だなと思いました。
そんな佐藤さんに相談をしてみました。
私は、森の中の一本の木でよいと思っています。
だけど、「これが自分」っていうものをしっかり持って生きたいと思っているので、人の中の「自分」っていうのはやはり、嫌だなって思いました。
滝に打たれたらいいのかな?とか座禅したらいいのかな?とか思って実際に調べてみたり
というワケで、佐藤さんのすゝめは以下です。
・気が付いたらすぐにやる
これを続ければ良いよとのことでした。
一日のスタートを自分できれずに、人・・というか機械に任せるだなんてダメだよ~。僕なんかいくら夜飲み歩いていても毎日同じ時間に目が覚めるよ
さすがに真似できないぞ。
だけど、「もし○○したらどうしよう」っていうリスクを恐れるが故のネガティブさって、こういうところからも見えてくるのかなって感じたのは事実。
平日は難しいので、お休みの時にチャレンジしたいなと思いました。
あとは、気が付いたらすぐにやる ということも。
ダラダラ引き延ばしても結局しないといけないし、「まだ、してないや」っていう気持ちを長い時間抱いているより先にして脳みそスッキリさせた方が、脳にストレスもないですよね。
おわりに
会ってお話をするだけのつもりが、あんまりにも面白かったので、「これ、ブログに書いてもいいですか?!」とついつい聞いちゃったほど、人生経験豊富な佐藤さん。
4時間もお話していたので、ここに書いたのも一部。
私がいくらがんばっても佐藤さんのように「怖いもの知らず」にはなれません。
違う人間なので同じようにはできないけれど、それでもすごく勉強させてもらえたように思います。
- 「きつい」場面があっても、その先の「楽しい」を知っているからがんばれる。一度、突破した人は強い。
- 現状を自覚して認めること。そこに感情は込めずに、ひたすら淡々と進むだけ。
- 悩むより、まず行動してみる。計り知れないものがうまれる
- 素直さがないと邪念によって目の前のチャンスが見えなくなる
- 「無い」ものを嘆くか、すでに「在る」ものに感謝するかで生き方が全く変わる
- 目が覚めたらすぐに起きる
- 気付いたらすぐにやる
- 幸せも喜びも向こうからこない。自分でうみだすしかない
他の方の人生の話を聞くのって、やっぱり好きだなっておもった。
以上、オクユイカ(@Saba0m)でした。
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