これは、1年半ほどまえの話。
バリ島のアニキこと、丸尾孝俊さんにお会いしてきました。バリで超有名な大富豪の日本人です。
きっかけは、数年前にバリ島のアニキの本を読んだこと。それ以来、一度お会いしてみたいなぁと思っていたんですよね。
バリ島のアニキとは?
大阪生まれ。3歳で母親が家を出る。
中学校卒業後、看板屋に丁稚奉公。 その後、吉本興業事業部に入社。独立。
トラック運転手からセミナー会社経営などを経て28 歳で単身バリ島へ渡る。手持ち資金18万円、的屋業からはじめた商売は関連会社31社(従業員5千数百名)のグループ会社に成長。バリを中心にアジアに不動産資産数百ヘクタール、数十件の自宅を所有。
地元の人々に、学校、病院などを寄付するだけでなく、アスファルトの舗装、伝統芸能の楽団を維持・運営援助、52人の孤児の里親になるなど、今でも困っている人には惜しみなく手を差し伸べる。現地の人からは「アニキ、マルさん、ボス」などと呼ばれ、慕われている。 引用:ANIKI WAKYO
中学時代は暴走族の総長で1800人のリーダーだったそうです。
吉本興業時代の仕事は、ヤクザ同士のいざこざを止める役割をしていたとおっしゃってました。
私がバリ島のアニキを存在を知ったのは、ホルトホール。
・・・っていっても大分市民くらいしか知らないか。笑
大分市立図書館です。当時は一人が大好きで、休日は一人で献血か図書館。
そこにあったのが
この本。ビジネス書というよりも、考え方を書いてくださっている本。
相手を自分ごとのように大切にする心。
100%性格とか好みが一致する人なんかいてないのやから、「自分との違い」を必死のパッチで見つけて分類ばかりしていたら、本当に少数の人としか、仲よくなれないやん。
そうでなくて、相手との共通点を探してかかるんや。
一見、「コイツはオレと違う」と思えるようなヤツでさえ、
「相手を自分ごとのように大切にする心」を持ってすれば、共通点は目白押しで見つかるもんやしな、
「つながり」も「絆」も「ご縁」も、共通点から育まれるんやて
引用:大富豪アニキの教え
サラリーマンの鈴木一郎(31歳)が、アニキの元を訪れたという設定(実話)になってるので、関西弁のやりとり。
アニキの元には年間2000人もの日本人がバリ島に訪れています。ツアーも組まれてるくらい!私も、本を読んで、バリ島に行ってみたくなりました。
・・・・が、まだ教員時代。日程が決まっているツアーの参加は少し難しかったので、その時はそこで断念。
その一年後・・・
2015年5月ごろ、協力隊の活動でとても悩んでた。と、同時に将来の自分の生き方なども。
一番考えていたのが”お金”のこと。
当時、協力隊の活動で悩んでいたのが、ある大きなフォーラムを実施するための資金。人からお金を頂く、受け取ることに対しての拒否感があったんですよね。
お金と福祉というのがどうしても結びつかない・・・どうしたらいいのだろう?
なんで、こんなにお金に拒否感があるのだろう?
ちょっと待てよ?福祉をどうにかしたい!って思っているのにこのまま帰国して大丈夫?
今振り返ると、あの時期はお金のことについてじっくり向き合う期間だったんじゃないかと思います。
その時にふと、思ったんです。
”あ、バリ島のアニキだ” と。
という訳で、バリ島へ。
・・・正直なところ、休日を利用して、インドネシア(バリ島)への一人旅も兼ねてって感じでした。
バリ島は東南アジアの良いところがギュッと詰まってる。大好きになりました!
ルチバリツアーというのを使って、行きたいところなどを伝えて日程を組んでいただいた♪
がっつり、沐浴中に笑ってる私の写真が掲載されてます(聖地なのにちょっと不謹慎・・・)
バリ島ヒンドゥ教の聖地であるティルタエンプルで沐浴、ウルワツ寺院でのケチャダンス。
イスラムの国マレーシアではなかなかみられない豚さんがトラックの荷台に・・・
バリ島のアニキに会いに・・・
バリ島のアニキ(丸尾さん)が住む場所は、おっきなプールがある超大豪邸。
「おお、まぁはいって~!」
と、アニキはものすごく気さくな方でした。
(見た目は少し怖いけど、優しい眼差し)
私が行った日も、日本から計4名・・・・入れ替わりで訪問する日本人が訪れている状況。
ここからは私は大反省!!
日本から訪れた学生さんなどは、アニキに質問したいことをどんどんするのですが、私は何が聞きたいのか質問もはっきりしておらず(*_*)
お金の質問をちょこちょこっとするくらいで、あとは、質問された方の答えをじっくり聞いてました。
ただ、あの場にいるだけでも学べることは多く、おもてなしの心、どんな立場の人とでも向き合って話すアニキの姿はかっこよかった。
毎晩、明け方まで日本から来る訪問客と話しているので、いつ寝ているのだろう?と不思議に思っちゃった。
訪れた日の夜にはアニキの幼馴染の方たちもバリ島にやってきていていました。
ほぼ、全員社長さん・・・・
「俺たちが小さいころは、いっつも腹を空かせててたよなぁ!近所のおばちゃんがさ・・・」というような懐かしい話をされてた。
こういう、幼いころからの繋がりがあることにコッソリ感動してました。
すごいな、あったかいな・・・私は縁のある繋がりちゃんと大事にできてる?という自問自答。
ほしいな、ノスタルジックな・・・なんか、そういうの。(語彙力不足)
次の日
次の日は、ゆったり起きて、来ていた方たちとアニキの保有する他の邸宅を訪問したり、お昼ご飯を食べに行ったり
美味しかったです!(゜-゜)
その後、プールに入ろうということになったのだけれど、私だけ入らずにいました。
でもね、今後ずっと影響するんだろうなぁという、ある方との会話をプールサイドでしてました。
キャバクラの帝王!!
アニキからそう呼ばれてたのが、外山忍社長。
元々、掃除屋で起業し、失敗。借金をコツコツ返した後に、今の仕事をはじめて成功されている方。
キャバクラの帝王=夜の世界=ヤクザ 最初は勝手にそう思い込んでいましたが、アニキ同様、笑顔がキラキラして優しい方。仕事には厳しいかた。
そんな外山社長とプールサイドでお話をさせていただいたんです。
前日に私が質問したこともしっかり聞いてくださっていたんだと思います。
”お金について”の話でした。
アニキ邸には多くのインドネシア人が働いてる。プールに入っていたらタオルの準備をし、一日に何度も飲み物は何にしますか?と、聞いてくださる。
そのスタッフさんがプールサイドに準備してくださったジュースやタオルがあったんだけど、その時、小雨が降りだした。
だから、せっかく持ってきてくれたタオルは雨に濡れて、準備していただいた飲み物も手を付けないまま放置になってしまって・・
それを遠くから見ていた外山社長。
「ゆいか、あれ見てみろ。飲み物は全く手をつけられてないだろ?
せっかく準備してくださったのに。あれ一つ一つだってお金がかかってる。丸さん(アニキ)がお金を払ってくれてるんだ。
タダなものって何もないのに、それをわかってないからそんなことができるんだ」
外山社長はそんな話を真剣に教えてくれました。
私のことを「自分には関係ない若者だ~」って関わらないことだってできたはず。
それなのに真剣に話してくださったことが嬉しかった。
この時の言葉が今も残ってます。
タダのものってないよね
例えば、街で無料で配っているティッシュだって、多くの人が関わってる。
そして、その人達が生きるために必ずお金っていうものが発生してる。
今打っているパソコンとかなら、お金がかかってるってわかりやすい。
けど、チラシ一枚、名刺一枚、ビニール袋一枚、ティッシュ一枚・・・すべてに人が関わって、お金も絡んでるんですよね・・・
当たり前といえば当たり前なんだけど、私はそんな風に意識をしてなかった。
タダな物があれば「ただ?!いぇーーい♪」くらい。
でも、それに気が付いてからは、いろんなことが有り難く感じるようになったり、社会の動きに興味が出てきた。
遅いよね、うん、気づくの遅い(^_^;)
お金ってなんだろう
お金は、人間関係をこじらせるもの、汚いもの、人間を壊す可能性もある怖いもの そんな印象をどこかに持っていたんじゃないだろうか。
でも、アニキや外山社長とお話をさせていただいてからは、お金は良いものを提供した対価としてありがたくいただくもの。
良いものだと思ったものにはきちんとお金を払おうって、お金に対する見方が少し変わりました。
お金儲けだけを目的として動くのは興味がないけど、世の中、何かアクションを起こすにもお金、継続するにもお金。
目的のためにお金は必要。お金めっちゃ大事やん。
なので、お金に対しての拒否感が消えたのは大きかったなぁ。バリ島に行って良かった!
案外根強いようなので拒否感が消えたり出たりの繰り返しになるかもしれないけど、大きなきっかけをつかむことができました。
余談
私は普段三食キャベツでも平気だったし、ホテル泊まらずネットカフェの方がいいじゃんって思ってて・・・。
が、しかし、私は本日、初めて整体に行きました。笑
年齢は正直ですね。 メンテナンスが必要な年齢になってきたのだなぁと。。。
そして、自分の身体を作っているのは食べ物ですもんね。ケチってばかりいないで”食”というものを楽しもうと思います。
自分にお金を今よりもう少し使おうと思った。笑
健康になって、どんどん前に進むんだー。
最後に
ありました。写真が。笑
隠し撮りみたいになってしまったアニキこと丸尾さん。
アニキの話は映画にもなるほど!!直接お会いできてよかったです。
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