生き様は表情に表れる。困難を乗り越えた先の”幸せな笑顔”を見た。




こんにちは。おくゆいかです(@Saba0m)。

さっき、スーパーに行ったらカッコいい人に会いました。

介護の専門学校の同級生である佐藤さん(仮名)というかたです。

佐藤さんは新聞に載るとか話題になる人とかではありません。

でも、そうじゃなくてもスゴイ人って沢山いるんですよね。佐藤さんはその中の一人です。

佐藤さんとの出会いから書かせてください。

不思議な縁で何度も出会う佐藤さん。

出会いは今から10年も前のこと。

高校を卒業したばかりの私は介護福祉士の専門学校に通いました。

そこで、クラスメイトとして出会ったのが佐藤さんです。

もう30代の方。離婚をし3人のお子さんを一人で育てながらの学校通いをされていいるだけでも大変そうだなぁと思っていましたが

そのうちの一人は重度の知的と身体障がいがあり移動や食事もすべて介助が必要です。

学校→家事・育児→夜パート という生活をされていたためか

いつも眠そうにしていて、だいたい毎日ちょっと遅刻。

当時は、時々話す程度でした。

久々に会ったのが近くのショッピングモール。

その後、私は働きながら通信制の大学で学んでいて、佐藤さんも働きながら看護の資格をとるために勉強していました。

卒業後に会った時も相変わらず、眠たそうで表情も良くなく・・・・。ちょっと心配になった。

また寝れてないんだろうなぁ~と。

 

その次に出会ったのが教育実習

教員免許を取得するために、県内の特別支援学校で教育実習をしていました。

あるクラスで実習をしていたのですが、そのクラスに在籍していたのが佐藤さんのお子さん。

迎えにくる佐藤さんと時々挨拶を交わしていました。(実習中だったのであまり話せず挨拶程度)

 

その後、教員免許を取得した私は仙台の発達障がい支援関係のNPOで働きながら採用試験の勉強をしていました。

そして無事、採用通知を受け再び大分に戻りました。

 

最初の赴任校は、実習先だった学校でまた再開。

私の働いていた学校は、偶然、実習先と同じだったんですよね。

だから、今度は教員と保護者という立場で佐藤さんと関わるようになったんです。

少し驚いたのですが、教員として働いて二年目の時に、佐藤さんのもう一人のお子さんが支援学校の高等部に入学した。

中学校→支援学校高等部に入学。発達障害という診断名でした。

文化祭や体育祭で佐藤さんと会うのだけれど、すごく元気がないんですよね。

話すと前向きだしいつも通りニコニコなのだけど…。

二人のお子さんのこと、看護の学校のこと、仕事のこと、金銭面のことなど、大変そうだなぁと思いつつ、私はすれ違う時に話を聞くことしかできませんでした。

そした、佐藤さんは弱音を吐かない人。

母ってこんなに強いものなのか。って思った記憶があります。

生き様が顔に表れていた3年ぶりの佐藤さん。

なんと!!!近くのスーパーでたまたま会いました。

専門学校時代のクラスメートとはほぼ会っていないのに、何か縁があるのかなぁと思うほど、佐藤さんと会う確率が高いなぁと。

 

でね、その表情を見てびっくりした。表情が生き生きしてすごく明るい!!!

私たちは、最近の近況を立ち話した。


 

子どもたちのことで色々あって、看護の学校はあと半年というところで辞めざるを得なかった。

でも、悔しいからまた落ち着いたら絶対とりたいの!看護師のその上の資格がほしいの!

二人目の子どもが発達障がいだと分かった時、ショックで仕方がなかった。

あの時は本当に辛かった。

けどね、もう乗り越えたの(^^)

すごくニコニコして話してくれました。

 

佐藤さんが介護福祉士を目指したのも、その後看護士を目指したのも、一番目の重度の障がいのあるお子さんのケアを自分でしていきたいから。

 

三人の子どもを育てながら、学校に通って仕事をして・・・・

更に二番目のお子さんも不登校がきっかけで発達障がいがあることがわかり・・・・

どれだけ色々な想いを抱えてきたんだろう。

 

それを乗り越えてこの笑顔があるのだと思うと、何とも言えない気持ちになり佐藤さんの前なのに涙が出てしまった。(ああ・・・涙もろすぎて恥ずかしい・・・・。。)

 

「私たち、専門学校の中では頑張ってきた二人ですよね!!笑」

だなんて、冗談で言ってしまったけど、三人のお子さんを抱えて、そのうち二人は介助や支援が必要。

働きながら、学びながら、それでも進んできた佐藤さんの頑張りにくらべたら私なんてがんばってないんじゃないかな。

いつも会うわけじゃないんだけど、10年間のうち今の佐藤さんが一番良い表情をしていたんです。

肌の色がね!違った!笑

 

そして、めちゃくちゃ幸せそうな顔してた。

三番目のお子さんも看護士を目指しているそうで、一緒に進んでいくとのこと。

 

お互い、無理しすぎずがんばろうね。と言って、その場を離れました。

 

困難を乗り越えた人の笑顔は深い。

佐藤さんは、会った時から笑顔が素敵だったんです。

でも、さっき会った時の顔はピカピカしてました。

最初にも書きましたが、佐藤さんはニュースに取り上げられるわけでも、お金が沢山あるわけでもない。

そして・・・・佐藤さんの努力を見てきた人は僅かかもしれません。

でも、日々の生活を大切にしていて目の前の人を大切にして生きている。

すごく輝いているし、魅力的に見えた。

 

世の中にはどうにもならないことだって沢山あるし、平等に困難が与えられるだなんて、そんなのウソだって私は思ってます。

でも、

その困難を自分なりに解釈して歩き出し、そしてその道に沢山転がっている幸せに気が付いて、「幸せだなぁ」と心の底から思える心。

 

それは自分次第だと思うんですよね。

 

そうやって幸せを感じながら生きている人の表情ほど素敵なほどはない!!!

そう思わせてくれる佐藤さんとの再会でした。

おわりに。

私はというと、本当に未熟者です。

やっぱりどこかに、誰かとの比較の中で生きているように思います。

それが自己成長に役立っている部分もあるんだけどね!!

・・・でも、私もいつか佐藤さんのように、自分の中にある幸せを思いっきり抱きしめて大切にして満足ができる心を身につけたいなって思います。

以上、オクユイカ(@Saba0m)でした。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




記事がよかったらシェア!

コメントを残す