青年海外協力隊の帰国後の進路は?教育訓練手当20万円等を上手く活用すべし!

本日、外務大臣感謝状授与式がありました。

こちらが座席図。マレーシア 奥 結香 最前列真ん中・・・・。

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・・・・恐ろしいことに

 

帰国隊員代表としてお礼の言葉を述べるのはこの私。笑

 

あれは一カ月前のこと。

JICAマレーシアから連絡がきた。

 

本日JOCA事務局より「お礼の言葉」の口上を全帰国隊員を代表して奥さんにお願いしたいとの依頼が入りました。

奥さんにとってもJICAマレーシアにとっても非常に名誉なことですので、どうかご協力お願いします

え・・・・??

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うえええあああえええええええ!!!!

 

お断りしようかと思ったけど、とてもお世話になったJICAマレーシアのことを考えるとそうは行かず引き受けることに。

 

 

「絶対、かむなよ!!笑」と同期隊員に何度も言われ、「大丈夫!ゆっくりね!」と励まされ・・・

(みんな私のことをよくご存じで。笑)

 

国会議員、外務省関係、JICA役職員。。。中には小渕優子議員まで。たくさんお方が見守る中、

無事、パンプスで足をひねることなく、右手と右足が同時に出ることもなく、噛むこともなく(ちょっと噛んだ)、お礼の言葉を述べることができました。

 

帰国後まで記憶に残る良い経験をさせていただいてありがたいです( ;∀;)

 

 

そもそもなぜ私だったのか??

 

きっとこの記事を見たに違いない。

 

私が青年海外協力隊に参加した理由は「偶然」 【応募→一次試験→二次試験→合格まで】 

面接の時のこと。

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”「二年後に、あの時に面接を受けた、おくゆいかだ!と言われるような活動をしてみせます。」と腕を上げて言いきった。”

 

まちがいない!!!これだ!!あの時の面接官がきっと私に最後の思い出を作ってくれようとしたに違いない!!!!!

 

そんなわけないにせよ、選んでくださってありがとうございました。

さぁ、感謝状もいただき、協力隊員が帰国後に考えなければいけないのが進路!!!私もじっくり考えていかなければ・・・。

そこで帰国後の隊員が受けることができる進路支援について書いてみました。

帰国後が心配で協力隊参加を迷っている方、ぜひ読んでみてください。

っていうスタンスが一番いいのかも。笑

 

協力隊帰国後の支援は充実している!!

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帰国隊員等教育訓練手当

訓練経費のうち「入学受験料」「入学金」「受講料」「必要教科書代」が対象となり、その合計金額の80%以内で上限が20万円を手当として受けることができる。

私はこれを活用しました。社会起業に関することを学びたいと、相談をしたところNPO法人一新塾を紹介されました。

オンライン英会話の先駆者であるオンライン英会話スクール「レアジョブ」の社長も一新塾の卒業生なんですよ(^^)

1年間で入学金なども含めて20万未満で済みました。

国際協力経験者に対する受験枠や特別措置

大学院に進みたい場合や、教員を目指す場合、自治体や大学によって、国際協力経験者に対する受験枠や特別措置がある

 

JICA研修制度

国際協力人材を目指す人向けの研修制度。長期海外研修やジュニア専門員等を利用し、将来国際協力分野で活躍するためのスキルアップができる。

 

帰国後研修

協力隊活動をしっかりと自身で振り返り整理し、これから第三者に対し、どのように経験を伝えるのかを学ぶ。これからの就職活動や社会還元に役立てる内容で実施。

 

キャリアセミナー・勉強会

教員・自治体採用試験対策のワークショップ、公務員採用試験対策、起業を学ぶセミナー、働き方について考えるセミナーなど、OBを講師に呼んだセミナーが充実している。

 

進路相談カウンセラー

全国の進路相談カウンセラーが、帰国ボランティアの進路決定までサポートしている。

 

その他

帰国後隊員進路情報ページもある。隊員専用ページもあるが、国際協力キャリア総合情報サイトPARTNER は誰でも活用できるサイトです。

 

帰国後の支援についてはこちらに詳しく載ってます。進路開拓支援のご案内

 

また、協力隊は給料という形では支給されないが、帰国後数か月の生活に困らないように国内手当というお金が支給される。

 え?お金が溜まってる?!青年海外協力隊の給料を大公開!!

 

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なぜ、こんなに充実した支援が受けられるのか?


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なんで、そんなに??って思いませんか?

海外で経験させていただいて更にこのような研修が無料で受けられるなんて私にとっては不思議でしかないんですよね。

ありがたすぎる。

でも、なぜこんなに充実しているのかというと、協力隊に安心して参加してもらうため。

 

多くの隊員が、「仕事を辞める→協力隊→無職→???」という道を進む。

そんな不安材料をできる限り除き、多くの若者に協力隊に参加してもらいたいとJICAは考えているんです。

青年海外協力隊員の帰国後の進路について

気になるのが、任期を終えた協力隊員の進路ではないでしょうか。

私の場合は、半年間ウェブの学校に通った後、地域おこし協力隊として活動しています。

青年海外協力隊の帰国後の進路は様々です。

  • 現地の方と結婚し、そのまま現地に住まれている方。
  • 現地で起業をしている方
  • フリーランスとして生きている方
  • 地域おこし協力隊
  • 一般企業に就職
  • 退職した会社に戻った方
  • 大学院にて再度学び始めた方
  • 教員などの公務員

青年海外協力隊に行ったことがマイナスにならないか?と心配される方も中にはいるのかもしれませんが、マイナスになったと感じたことは帰国して1年半以上たった今でも一度もありません。

むしろ、青年海外協力隊に参加したことがプラスになっていると感じています。

就職に困っているという隊員は私の知り合いの中にはいません。

教員採用試験でも、青年海外協力隊に参加したことがある方は、優遇する自治体もあるので、マイナス評価の心配はないと思われます。

そんなに協力隊事業に力を入れる必要があるの?

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実際に協力隊に参加をしてみたことで、お金をかけて協力隊を派遣することには日本という国にとって、とても重要なのだということを感じることが多々ありました。

日本と外国の友好関係を築くために

実はJICAのボランティア事業、青年海外協力隊が、2016年9月に「ラモン・マグサイサイ賞」を受賞した。これはアジアのノーベル賞とも呼ばれている。

毎年アジア地域で社会貢献などに大きな功績を上げた個人や団体に送られるもの。

このことについて、外務大臣感謝状授与式に参加されていたある議員がおっしゃっていたことが印象的でした。

 

過去、フィリピンと日本は関係が悪かったんです。

ですが協力隊がその国に行き、その国のために一生懸命行動することで、次第に、日本人に対するイメージが良くなり、フィリピンの友好が築かれていった。

マグサイサイ賞を受賞することができたのは、あなたたちの先輩隊員、そしてあなたたちが悩みながら活動を続けてきたおかげです。

 

日本と関係が悪かった国はフィリピンに限ったことではない。

 

私が派遣されていたマレーシアでも同じ。

昨年、過去50年間にマレーシアに派遣された隊員にアンケートを取ったことがある。“マレーシアに居る時の一番印象的だったことは?”という問いに対し、

何人もの協力隊OBが

”「日本人は嫌いだった。けどおまえが一生懸命な姿を見ていたら好きになった。ありがとう」と言われたこと”

というようなことを書いていました。

 

過去、日本はマレーシアを植民地にしていた過去があるんですよね。

 

私もマレーシアの友達から

「昔、日本兵が来て、マレーシアを植民地にしたんだ。でも今はみんな日本のことが好きで、日本を尊敬してる。日本の物は質がいいし壊れないしね!」と。

相手と顔を見合わせて一緒に過ごすことでしかできない心の繋がりというものがあります。

そして、それがきっと大事なんだと思う。

 

例えば戦争をした時に、マレーシアVS日本 ってなった時に、「日本って、ゆいかの国だよね」って、その国の個人をイメージできるのってかなり大きな差。

ネットでめちゃくちゃ暴言吐いている人いるけど、それも同じだと思うんだよね。個人をイメージできないと攻撃しやすくなるという(笑)。

青年海外協力隊って意味があるの?現地に何が残すことができたのか?という課題は、任期終了を間近に控えた隊員が考えることのひとつ。

私の答えはこちらのブログに書いています。

 

支援制度もあることだし、青年海外協力隊にいこう!

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もう一度行く?と聞かれたら全力で拒否する!!

一カ月前に戻る?と聞かれたとしても全力で拒否する!!笑

けれども、とにかく協力隊の経験は貴重だし、今後に活かせると思っています。

参加することでしか気が付けない/知ることができない裏事情とか世界ってこんな風に動いているんだなぁ・・・・っていうのがほんの少しだけ感じれますよ。

国際協力ってものに全く興味がなかった自分が興味持っちゃうくらい。笑

なんだかJICAの回し者みたいになってますねw (違います)

迷っている方はエイッ!って一歩踏み出してはいかがでしょうか。

以上、オクユイカ(@Saba0m)でした♪

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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