福祉・特別支援教育

子どもの躾に体罰を使うのはデメリットが多すぎる!~5つのデメリットと正しい関わり方~

2016/10/01

こんにちは。おくゆいか(@Saba0m)です。

先日戸塚ヨットスクールの記事がTwitterに流れてきました。

過去に生徒の中で死者二名、自殺者も数名出しているスクールで、体罰を良しとしているスクールです。

今もなお、そこにお子さんを預ける方がいるということに驚きます。

家庭内暴力等で手に負えられなくなり、仕方なく戸塚ヨットスクールを選択されるんじゃないかなぁ・・

 

戸塚ヨットスクールは完全に時代に合ってない指導法ですね・・・・。

起こす行動に安易に罰を与えるという指導法にはデメリットがあるんです。そのデメリットを知り、どのようなかかわり方をしたらよいのかを書いていきたいと思います。

罰を与える指導方法のデメリット

人を選んで行動するようになる

言うことを聞かない児童の目の前に熱湯のやかんをおいて怖がらせる。ハサミを本人に向けるなど。手をロタンと呼ばれる棒で叩く・・・マレーシアで見た体罰の一例です。

長期的に体罰を受けている児童と私が関わった時、少し気にいらないことがあると

顔に唾を吐いたり、暴れたりしました。その結果、彼がパンチした手がたまたま目に強く当たり、病院にいったこともあります。

自分が怖いと感じている人の前では”いい子”を演じる反動で、暴力を振るわない人と出会った時に、そのストレスを爆発させていました。

人を選んで行動をするようになります。(せざるを得なくなっている)

相手に怪我をさせるということは事情がどうであれダメだということを伝える必要がありますが、私まで、言うことを聞かせるために体罰をした場合どうなるでしょうか。結局、彼の世界は暴力で支配された世界になります。

自分の思う通りにならないと暴力をふるうようになる。

これは当たり前ですよね。だって大人が彼に対してそうしているのと同じなのですから。

弱い者を見つけて、力で相手を支配する可能性が高い。問題解決に暴力を使うという誤学習をしてしまいます。

 

自尊心の低下を招く

体罰を含む暴力は、身体だけでなく心にも影響を与えます。

体罰=“相手は上、自分が下”という上下関係が明らかになる行為です。誰かの支配下に置かれているという状況というのは“私は私でいいんだ”という自尊心を低下させる原因になります。

 

人に対する不信感の高まり

「どうせ言うことを聞かないと暴力をふるうったり怒鳴ったりするんでしょ?」私は過去にそう思っていた一人です。道で男性とすれ違うと“刺されるかも”って本気で怖がっていました。ここまでになる例は多くないかもしれませんが

人を信頼できないというのは孤独です。

 

どんどん罰を強くする必要がでてくる。

暴力で解決ができた経験というのはこんなサイクルを作ってしまいます。

「体罰→子どもが言うこと聞く!」

このサイクルは恐ろしいです。戸塚さんは、これが自身の成功体験となっているから自信を持っているのでしょう。(死者や自殺者もいるのにねぇ)

子どもが体罰になれてしまって、言うことを聞かなくなったらどういう行動に出るかというと

体罰が有効だと考えている限り、

「じゃーもっと強い力を使えばいい」になっていきます。

体罰は度を増す恐れがあります。虐待に関しても同じ。

 

体罰の代わりにどうしたらよいのか

子どもの行動の背景を考える

人間の行動には必ず、その行動を起こす背景があります。

なぜ、問題行動と呼ばれている行動を起こしたのか?なぜそのような行動を起こす必要があったのかを考えて、そこにアプローチすることが大切です。

実は、マレーシアで出会った長期的に体罰を受けている児童は、虐待がある家庭の中で生活しています。暴力をふるわれるのが日常的です。そんな場合は、家庭との連携が必要です。

 

子どもに伝わる伝え方をする

大人がベラベラ喋っても、子どもの発達レベルによってはほとんど理解できていません。

「わかった?」「はーい!!」と反射的に返事をしちゃうことも多いです。

それなのに「さっき言ったでしょ!」と怒るのはあまりにも子どもが可哀そうです。

怒られる回数が増えていくと“自分はダメなんだ”と思うようになるんですよね。

ある小2の男の子が、「僕、ダメな子だし、どうせできないから」と言っていた時にとても悲しくなりました・・・まだ小2でしょ?!って。

何かに挑戦する気持ちもどんどん失われていきます。

“僕はできるんだ”という成功体験を積むためにも、子どもに伝わる言葉遣いや話すスピード、紙に書いて知らせる・絵や写真を用いる等の方法を用いて、関わるようにする必要があります。

伝えた言葉を子どもは理解しているのか、確認は大事です。

信頼関係を築く

体罰や虐待を長く受けて育ってきた子どもは、大人に対しての不信感が強いです。

その不信感を拭うには長期間、一貫した支援も必要になりますが、それでも子どもたちに関わる位置にいる私たちは根気よく向き合っていかなければいけません。

まずは信頼関係が大事。信頼関係ができたところで、やっと子どもと向き合うスタートラインについたようなものだと考えています。

 

 

怒鳴ること、体罰でしか子どもを指導できない先生

すぐ怒鳴る先生に会ったことがある人も多いのではないでしょうか。私が学生の時はいました。

怒鳴ることで相手を怖がらせて言うことを聞かせようということは自分の指導・支援能力のなさを大声を出して叫んでいるようなものだと考えています。時々、特別支援学校での体罰のニュースもありますよね。

恥ずかしいことだと認識し、支援方法・子どもへの関わり方を考えていきませんか??

 

終わりに

戸塚ヨットスクールはかなり度が行き過ぎていますが、子どもを怖がらせて大人の言うことを聞かすという場面は身近にあります。

それぞれ色々な事情があると思います。特に家庭内ですと、忙しさの中でつい・・・・という場面もでてしまっても仕方ないかもしれませんね。

ただ、怒鳴ったりすることはとても疲れます。同じこと何回も言うのも疲れます。つい手が出てしまって後で後悔をすると話す保護者の方にも出会ったことがあります。子どものためにも自分のためにも、子どもとの関わり方を学び、上手くリラックスしながら子どもと関わっていってほしいな・・・と思います。

ただ、お金をいただいて子どもと関わる仕事についている方。ありえないですね。

体罰や怖がらせて言うことを聞かせるという方法は、個人の事情とか関係ないです。

お金をいただいているわけですから、やはり、その意識を持って真っすぐに向き合う必要があるのではないでしょうか。

 

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