「嫌なことはしたくない。だから嫌なことをしないでいい道を選んできただけ」自分の個性を生かす生き方。

こんにちは、おくゆいかです(@saba0m)。

今日は、同じ時期にマレーシアに派遣されていたシニアボランティアの方の話を書きたいと思う。

かっこいい女性の話です!!

ある時、その方と話をしていた時に、彼女はこんな言葉を口にしました。

 

「嫌なことはしたくない。だから嫌なことをしないでいい道を選んできただけ」

 

私は心を打たれました。それが花牟禮亜聖さんという女性です。

ハンド・エンボスという技法を世に生み出したのも、花牟禮亜聖さん。

花牟禮さんについて書かれた記事はこちら。

[日本の手しごと]

ハンド・エンボスを生んだ花牟禮亜聖さんを訪ねて

 

自分の思う道を真っすぐに進む

 

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ハンドエンボスの技法を用いて作成されたカード

グラフィックデザインを学んだあと、日本橋高島屋宣研に入社した花牟禮さん。

高島屋にて活躍するものの3年もしたころから、消えていく広告デザインではなく“残るものを作りたい”との願いを持つようになったそうだ。

そんな26歳の時、あるイタリア人女性作家の描いた絵本に出会う。

その後の行動がすごいんです。

亜聖さんはなんと、紹介状一通を持って、あてもないまま一人でイタリアに渡ることを決意。

しかし、イタリアに渡ったものの、女性作家からは“イタリア語がしゃべれるようになってから来なさい”と。言われる。

諦めなかった花牟禮さんは、イタリア語を特訓。その後、やっとその女性作家のアトリエで学ぶことができるようになったのである。

その行動力、かっこよすぎるでしょーーーーー!!!!!!!!

 

そんな過去を持つ花牟禮さん。

型にはまらない、枠にとらわれないで取った行動が、今の花牟禮さんをつくっているのだと思います。

なんだろう、話している時の花牟禮さんって、ワクワクした表情なんですよね。話し出すと、何時間でも一緒にいたくなるんです。

 

そして、花牟禮さんの生きざまは、協力隊活動に活かされています。

マレーシアでは「綺麗な物」「正しい物」「みんなと同じ物」を作ることのほうが大事。

その中で、花牟禮さんは、型にはめないでその人らしさを出すことを大切にし、周りの職員にも伝えながら活動をしてきた。

私が活動していて思うのですが、文化や習慣の違う国で何かを伝えることって簡単じゃないですよね・・・・(泣)

自分の思う道を真っすぐ進み続けた結果、亜聖さんはマレーシアの伝統工芸と調和した素敵な福祉製品をマレーシアの障がいのある方とともに沢山生み出しました。

 

嫌なことを頑張りつづけることで自分本来の輝きがなくなる

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和紙のストール

花牟禮さんが幼いころ通っていた私立の学校は、自由だったそうで、花牟禮さんいわく、同じ学校で同級生も面白い生きかたをしている人が多いとのこと。

私は、もともと学校も先生も大っ嫌い!!!笑 (なのに先生になったという不思議・・・)

 

過去の私は「なぜこんなことするの?」と学校がすることに疑問ばかり。

それを先生に尋ねても、私が納得する答えを言う人がいないというショック。笑

いっぱいいると思います。型にはめられて苦しい想いをしている子ども。その結果の社会や大人への不信感、不登校や非行。

合わないこと・嫌な事をさせられていたら、そうなっちゃうんだと思います。

 

花牟禮さんがキラキラした表情で話されるのって、好きなことをやってきて、それを認める周りの環境があった。

その中で花牟禮さんが真っすぐに自分の道を進み、結果を出してきたからこそなんだと思いました。

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嫌なことをしなくていい道を選んできた。

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和紙のオブジェライト

「嫌なことはしたくない。嫌なことをしなくていい道を選んできただけなのよ」

この言葉は重い。言い換えると、「好きなことを思いっきりやりながら生きる方法を得た」ということの裏。

でも敢えて

「嫌なことはしたくない。だから嫌なことをしなくていい道を選んだ」

という言葉を使うことで、”逃げることは悪いことじゃないんだよー”というメッセージも含まれているように感じるし、スーっと心に入ってきます。

結果を出してきた亜聖さんだからこその言葉だと思います。

もちろんそういう道を進むための試行錯誤は必ずあると思う。

ただ、今、生き辛い中にいる子どもたちに、そういう道で充実した人生を送っている人がいるのだということを伝えたくなりました。

 

さいごに

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紙のアクセサリー

私がかかわる子どもたちは、びっくりするぐらいキラキラした視点を持っているし、一人一人の個性が面白い。

その反面、社会・学校の中に入るために頑張りすぎたり、周りに合わせすぎたりして、そのキラキラが無くなっていく姿を目の当たりすることもあります。

これは私が関わる子どもたちだけではなく、誰でも同じだとおもうの。

悲しいんですよね、そういうのを見るのが。

私は、そんな子どもたちと関わる一人の大人として、彼らの良さをたくさん引き出せる人間になりたいと思ったし、それと同時に

自分自身の良さを知り、伸ばしながら自分自身が思いっきりできるような生き方を目指したいと改めて思いました。

好きなことを追及している方の表情って、本当に素敵(^^)!!

そんなことを亜聖さんから学ばせてもらいました。

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おく ゆいか。
介護福祉士→発達障害関係のNPO法人→特別支援学校教諭→退職して青年海外協力隊etc...
”みんな違ってみんないい” を実現する社会をつくるために、NPO法人TetoCompanyを設立し
大分県竹田市にて地域の交流拠点や福祉事業を運営。
小心者でおっちょこちょい。
LGBTサポートチームココカラ!共同代表。LGBT当事者として大分県内で講演活動等もしてます




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